三井不動産が仕掛ける“納涼×都市体験” 日本橋・六本木・日比谷・八重洲で7月11日から

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「森の風鈴小径」

2025年夏、三井不動産が展開する都心4エリアで、“納涼”をテーマにした都市型イベントが開催される。日本の伝統的な涼文化を現代のライフスタイルにアップデートしたこの取り組みは、街の魅力を再発見し、都市生活の新たな魅力を訴求するものだ。

「日本橋かき氷フェスティバル」の会場の入口

納涼で街をつなぐ、4都市プロジェクト 7月11日、日本橋からスタート

7 月 11 日(金)の日本橋エリア「ECO EDO 日本橋 2025」を皮切りに、東京ミッドタウン(六本木)「MIDTOWN SUMMER 2025」、東京ミッドタウン日比谷「HIBIYA MID SUMMER 2025」、東京ミッドタウン八重洲「YAESU SUMMER JAM 2025」がスタート。各施設で“納涼”を体験できるコンテンツを展開し、街歩きを楽しむ仕掛けとして、スタンプを集めると各施設の商品券が抽選で当たる 4 エリア連動のデジタルスタンプラリーも実施する。

開催スケジュール

それぞれの開催地では、キッズイベントを豊富にラインアップ。地域企業と連携した子供向け体験プログラムを開催。キッズフェスやワークショップなどが開かれる。また、サステナビリティと都市生活の融合もテーマ。風鈴やかざぐるまにリサイクル素材を用いるなど、環境にも配慮されている。

日本橋エリアでは、「日本橋かき氷フェスティバル 2025」を実施

ECO EDO 日本橋 2025 ~五感で楽しむ、江戸の涼 期間:7 月 11 日(金)~8 月 11 日(月・祝)

夏の日本橋のシンボル「森の風鈴小径」。今夏は、トンネル状に配置された約 250 個の風鈴が夏を奏でる。仲通りでは江戸時代の生活の知恵「打ち水」を実施し、エコな涼体験のほか、エリア内の「日本橋ゆかたステーション」では浴衣の着付け&レンタルサービスを展開。浴衣で気軽に街歩きを楽しめる。また、各地のかき氷が 6 店集結する大好評の「日本橋かき氷フェスティバル 2025」、日本橋の老舗を含む約 160 店舗で開催する「ecoedo メニュー」など、フォトジェニックで涼しげなグルメを満喫できる。7 月 25 日(金)~27 日(日)の 3 日間は、日本橋エリアで「夏のわくわくキッズフェス 2025」を開催。在日本橋の企業や団体、商業店舗など約 30 の出展者が、子供向けに伝統的な取り組みや思いを体験できるワークショップを展開する。

「日本橋かき氷フェスティバル」の会場の様子

7月11日には、「日本橋かき氷フェスティバル 2025」が、COREDO室町テラス大屋根広場でオープン。12時の開場に合わせ多くの人が涼を求めかき氷を注文。6つのお店は、どこも行列ができ盛況だった。筆者は、フルーツカフェponpの「岡山の白桃ミルクかき氷」を食べたが、白桃がとても美味しかった。

「岡山の白桃ミルクかき氷」

こうしたイベントは、今回で17回目とのこと。誰でも打ち水を体験できるコーナーや福徳の森の中にある「森の風鈴小径」などフォトジェニックなスポットも用意されている。

打ち水のイメージ

渋谷、池袋、新宿、東京など再開発が各地で行われているが、休日や若い層をどう呼び込むかも街づくりの課題となっている。インスタ映えする食やスポットで来街者を増やす狙いがある。

福徳神社の周辺

日本橋の周辺エリアでは、日本橋川の両岸など再開発プロジェクトが目白押しだ。にぎわいを生むためには、建物だけでなく魅力的なコンテンツが必要になってくるだろう。

三越前駅前の街並み

三井不動産が描く“行きたくなる街”は、ハードだけでなくソフト面に注力。体験・交流・地域性――これらが街の魅力向上につながりそう。この夏、あなたも涼を感じながら都市の未来を体験してみてはいかがだろうか。