東金町一丁目西地区市街地再開発組合と参加組合員である三菱地所株式会社、三菱地所レジデンス株式会社、三井不動産レジデンシャル株式会社は、東京都葛飾区東金町一丁目西地区にて権利者と推進している「東金町一丁目西地区市街地再開発事業」について、街区名称を「クロス金町」、商業施設名称を「MARK IS 葛飾かなまち」に決定した。
商業施設および自動車教習所を中心とする I 期開発は 2025 年 7 月中旬、住宅棟・商業棟および公益施設からなるII期開発は 2030年11月に竣工予定で、店舗面積として全体(II期開発を含む)の約7割にあたる約50店舗が2025年夏に開業する予定だ。
■名称の由来について
街区名称は「金町駅周辺エリア」と「東京理科大学」、「葛飾にいじゅくみらい公園」の結節点として複数エリアが「クロス」する立地として、まちを活性化させる街区となることを目指し、「クロス金町」と決定。
商業施設名称については、葛飾区金町のまちとともに成長し、長く愛され続ける、地域のランドマークでありたいという願いを込め、三菱地所株式会社の基幹商業施設ブランド「MARK IS」を冠した「MARK IS 葛飾かなまち」とした。なお、「MARK IS」シリーズとしては静岡、みなとみらい、福岡ももちに続く 4 施設目となり、東京都内では初の展開となる。
JR「金町」駅北口の西側に位置する約 3.0ha のエリアの開発。子育て世代からシニア世代まで多くの世代にわたる居住者が交流できる良質な居住環境、および日常の利便性や生活の質を向上させる生活サービス機能からなる複合建築物を整備。さらに、地域の回遊性を促進するため、広場や歩道状空地の整備による歩行者ネットワークを形成し、魅力ある都市環境の創出を図っていく。
金町駅利用者や地域住民を中心とした幅広い世代のユーザーを対象に、アパレル・生活必需品や生鮮・スイーツ等のグルメ店舗など、バラエティ豊かな約 50 店舗が出店。本再開発事業の従前出店
者の「イトーヨーカドー金町店」については、「ヨークフーズ MARK IS葛飾かなまち店」として再出店することが決定している。
市街地再開発事業の円滑な推進のため、区のまちづくり用地を活用し、2 段階に分けた工事を計画。I 期工事において、区のまちづくり用地等からなる敷地に低層部(商業施設の一部および自動車教習所)を建設し、先行して営業を開始。その後、II 期工事区域の既存建物の解体工事を行い、高層部(住宅棟)、商業施設・公益施設(商業棟)を建設する。
金町エリアは、住宅の開発等に伴い地区の人口は、2009年からの10年で約1.3倍に増加する一方で、地区内の商業の小売売上は、大きく減少してきた。商業施設の整備により新たなにぎわいが生まれ、さらに住民が増えることで、街の活性化につながることが期待される。