イタリア館を見学。2回目の大阪・関西万博体験記(8月14日・15日)。これからの予約でも大丈夫! 子供と一緒にを楽しむ方法を考えてみた! ~後編

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東ゲートのミャクミャク(筆者撮影)

今回は、『イタリア館を見学。2回目の大阪・関西万博体験記(8月14日・15日)』の後編です。

1レーンから5レーンが当日券の専用レーン トイレは入場前に済まそう!

万博2日目(8月15日)は、9時入場のセオリー通り7時半前に万博会場に到着。1レーンから5レーンまでは、通期パス利用者が入れない1日券専用レーン。筆者は、5レーンに並びましたが比較的前方で開場を待つことができました。早めに並んだ際の心配事はトイレですが、場所を把握しておけば出入りは自由。貴重品は持って、スペースに持ち物を置き周りの人に声掛けをして、トイレを済ますことができました。先着順のパビリオンのことを考えると、トイレは開場前に済ますことをお薦めします。

筆者は、2ヵ月前予約で日本館を午後に予約済み。入場後には、未見学だったタイ館を予約して最初に入る館を探しました。その中で、未見学だった電力館の先着順枠(9時25分~)に並ぶことに成功しました。

大屋根リングと電力館(左)(筆者撮影)

卵のカタチをした「タマゴ型デバイス」を首にかけてエネルギーの展示を楽しみました。展示が子供たちにもわかりやすく、お子さん連れの家族が多かったです。小学校低学年までの子どもと入るのに、おすすめです。

ポルトガル館前(筆者撮影)

そのあと、まだ見学していないパビリオンを目指して、ウォータープラザ方面に。10時半前でしたがトルクメニスタンとマルタの展示をほとんど待ち時間なく見学することができました。

フランス館、アメリカ館前の行列(筆者撮影)

アメリカ館やフランス館などは、朝から行列ですが、ポルトガル館やカタール館なども朝方は、列がありませんでした。並んでも見たい館と、時間があれば見たい館を予め決めておけばスムーズに見学できると思います。

11時過ぎ頃に、英国館やシンガポール館の近くを通りましたが、英国館が90分待ちなど既に多くの列が。シンガポール館で30分待ち。イタリア館の近くは、諦めた人が回ってくるのでベルギー館なども多くの列が見られました。

ミャクミャクぬいぐるみクジの行列(筆者撮影)

そのあと、建物の展示を見に西ゲート広場を抜けて風の広場の方面へ。マーケットプレイスでは、ハズレくじなしのミャクミャク人形の抽選会が行なわれており90分待ちの行列が。一人一日1回、2200円で1等賞が80㎝、2等賞で46㎝、3等賞が23㎝のミャクミャク人形がもらえます。2等賞でもボリュームがあり、人気になるのも頷けます。

会場内の食堂(筆者撮影)

風の広場の前にも食事コーナーがあり多国籍のグルメが楽しめます。家族連れならこうしたスペースで、お昼をとるのも良いなと思いました。

ガパオライス(筆者撮影)

その後、ガンダムのある西通りを抜けて、当日予約のタイ館へ。併設のレストランでは、タイ料理を提供。筆者は、テイクアウトのガパオライスを注文し大屋根リングの下のベンチで食べました。

タイ館の調理の風景(筆者撮影)

そのあとは、静けさの森の近くで買い物をして、2カ月前予約していた展示が良かったと評判の日本館へ。ファームエリア、ファクトリーエリアなど3つのエリアに分かれており「火星の石」にも触ることができます。ハローキティなどのキャラクターもプレゼンテーションをサポート。小学校高学年以上の子どもと一緒なら、日本館の見学をお薦めします。

休憩所3(筆者撮影)

夕方の電車で、帰京するため午後4時前には会場を跡にしましたが、多くの来場者があった中でも目的のパビリオンを見学でき楽しむことができました。

夕方入場の4月13日を含め計5回の入場で、40を超えるパビリオンを見学。「いのちの未来」、「null²」、「NTTpavilion」、「GUNDAM FUTURE PAVILION」、「大阪ヘルスケア」など人気のパビリオンや「アメリカ」、「フランス」、「サウジアラビア」、「クウェート」、「アゼルバイジャン」などの外国館も見学できました。

10月以降の予約は、早めに! 廻り易さを考えると10時過ぎには入場を

万博を既に行った方は、もちろん理解していると思いますが、スムーズに会場内を楽しむには、当日予約を可能にする入場を早くするのが大切です。9時の入場予約をされている方は、1時間前には列に並ぶことをお薦めします。いっぽう、これから予約される方は残念ながら9時の入場枠は無いようです。本日時点で、9月中は10時台も予約が埋まっています。10月の1週目は、まだ10時台の予約枠がありそうなので早めのチケット入手・入場時間の予約をお薦めします。

未来の都市パビリオン(筆者撮影)

悩ましいのが7日前抽選や4日前先着順の枠をどう使うか。「イタリア館」や予約制の人気パビリオン「いのちの未来」、「null²」、「GUNDAM FUTURE PAVILION」、「大阪ヘルスケア」、「住友館」などは、7日前抽選で当てるのは至難の業だと思います。筆者は、7日前抽選に無謀にも「イタリア館」に2日間の5×2=10枠中8枠使い全滅でした。

これから予約するなら、比較的枠が多そうな「日本館」や「電力館」、「未来の都市」などが良いのではと思います。特に、「未来の都市」は、西ゲートから近く展示スペースが豊富。子供も十分楽しめるパビリオンです。あとは、「飯田グループ×大阪公立大学共同出展館」も未来の住宅などの展示があり楽しめます。「7日前予約」が当たれば、スケジュールを立てやすくなるのでよく考えましょう。当日予約では、「ブルーオーシャンドーム」が比較的取りやすいと思います。10時以降の入場の場合、相当数の枠が9時入場者に埋められているので、あまり当てにしない方が良いかもしれません。

トイレ6(筆者撮影) はじめて見たときは、トイレと気づかなかった。

先着順で並ぶのは、9時入場ならアメリカ館やフランス館がおすすめですが、10時以降の入場なら90分待ちは覚悟した方が良いと思います。また、韓国館や中国館など日本旅行客の多い国のパビリオンは、長蛇の列でした。多くの国の展示がある4つのコモンズ館の方が、子供と一緒なら良いかもしれません。

ガンダム像の横の広場(筆者撮影)

ガンダム像の横など子供たちが遊ぶスペースが用意されています。すべり台なども設置されており、多くの子供たちが遊んでいました。また東ゲートのフランスパビリオン前にも遊具が設置されています。また、クラゲ館の上のスペースは、予約なしで子供たちが遊べるスペース。この日も多くの子供たちが、各コーナーで遊んでいました。

クラゲ館(筆者撮影)

9月、10月なら8月と比べ随分日差しも軟らんでると思われるので、大屋根リングの上を散策するのもおすすめです。大屋根リングを超える高さの建物が内側にないので、とても見晴らしが良い。巨大なリングから眺める景色も子どもの思い出になるのではないでしょうか。

大屋根リングの屋上(筆者撮影)

フォトスポットは、東ゲート前のミャクミャク像やウォータープラザ前、西通りのポップアップステージなど各所にあります。大阪・関西万博の来場記念に家族写真を撮ってみてはいかがでしょう。

大屋根リングからの景色(筆者撮影)

水上ショーや花火、ドローンなど夜の楽しみも充実しています。何といってもライトアップされた街並みは、此処でしか見られない煌びやかなもの。『百聞は一見に如かず』ですが2カ月後には、見ることのできない体験。今からでも遅くないので、旅行プランを練ってみてはいかがでしょう。

 

編集後記

「日本で大規模な万博を実施できるのは、生きている間で最後かもしれない」。これが、4月の開幕日に大阪・関西万博を訪ねたきっかけでしたが、世界の多様性とバラエティーに富んだ建物含めたプレゼンテーションに感動し夏の再訪を企画しました。8月14日・15日という最も混みそうなタイミングで無謀とも思えましたが、2カ月前予約が2日間とも当選したこともあり、充実した2日間になりました。この感動を多くの人にシェアしたいと思ったのがいち早く記事化した動機です。炎天下でも楽しめたのですから、9月、10月はもっと過ごしやすくなるはず。流石に最終週は、混むと思いますので、10月1週目あたりに大阪・関西万博への訪問を企画してはいかがでしょうか。子供たちの一生の思い出になると思いますよ。