「ザ・パークハウス 亀戸九丁目」竣工 伝統工芸作家が生み出すアート、防災ツール「First(ファースト) Mission(ミッション) Box(ボックス)Ⓡ」を設置

マンション探訪記
「ザ・パークハウス 亀戸九丁目」の外観 筆者撮影

「ザ・パークハウス 亀戸九丁目」は、都営新宿線「東大島」駅 徒歩8分 に誕生する全99戸(募集対象外住戸38戸含む)のレジデンス。2025年12月8日に竣工済みで、2026年3月上旬に販売開始予定。引き渡しは、2026年5月下旬(予定)となっている。

都心アクセス良好な「東大島」駅徒歩8分に加え、「伝統工芸応援プロジェクト」により伝統工芸作家が手掛けたアート作品を共用部に設置。ザ・パークハウスとして初めて防災ツール「First Mission BoxⓇ※1(ファースト・ミッション・ボックス)」(以下、FMB)を導入し、災害時に居住者同士が行動に迷わず助け合うための体制を整えた。

「ザ・パークハウス 亀戸九丁目」の現地案内図

さらに、株式会社長谷工コーポレーション(以下、長谷工コーポレーション)が開発した環境配慮型コンクリート「H-BAコンクリート」を三菱地所レジデンスとして初めて地上・地下の両構造に採用し、建物の環境性能を高めていく。

「伝統工芸応援プロジェクト」により伝統工芸作家のアート作品を共用部に

「ザ・パークハウス 亀戸九丁目」のラウンジ設置のアート 筆者撮影

三菱地所レジデンスが進める「伝統工芸応援プロジェクト」の取り組みとして、地域に根付く工芸の技と魅力を、住まいの中で体感できる形で発信。「伝統工芸応援プロジェクト」は、伝統工芸作家との協働や作品展示を通じて、伝統技術の継承や新たな出会いを創出することを目指すもの。

亀戸エリアは、江戸時代から工芸品の生産が盛んで、現在も多くの工房が集まる”ものづくりの地”。今回は江戸鼈甲と江戸切子という、この土地にゆかりの深い工芸を共用部アートとして採用した。共用部のラウンジに、江戸鼈甲と江戸切子がコラボレーションした「壁掛けオブジェ」を設置。また各階のエレベーターホールには江戸鼈甲を装飾した階数表示サインおよび江戸切子職人がデザインした切子文様の防風スクリーンが設置される。

「ザ・パークハウス 亀戸九丁目」の階数表示のサイン 筆者撮影

江戸鼈甲(作家:江戸鼈甲屋・石川浩太郎氏)は、薄い素材を幾重にも貼り合わせ、光を受けて透き通る独特の表情を生み出す技が特徴の「伝統的工芸品」。原材料であるタイマイ「亀」は縁起物とされ、今回の作品には”長寿・健康への願い”が込められている。江戸切子(作家:堀口切子・坂本優輝氏)は、「伝統的工芸品」に指定される高度な加工技術を背景に、「菊繋文」「菊籠目文」など”喜びが久しく続く”ことを祈念する文様を採用。六角形の枠が外へ広がる構成により、光の入り方や見る角度で表情が変わる、建築空間ならではの鑑賞体験を生み出す。

防災ツール「First Mission BoxⓇ」を「ザ・パークハウス」に初導入

賃貸マンションでの導入実績を持つ FMB を、分譲マンションとして初めて導入。FMB は、大規模な災害が起こった際に、居住者同士が行動に迷わず初期活動を行うための指示カードが入った防災ツール。災害時に共用部に設置されたボックスを開け、中に入った指示カード通りに動くことで、自然とその場に集まった居住者同士で災害時の初期活動を実施することができる仕組みだ。

これまで分譲マンションでは、災害時の混乱を防ぐために、防災組織の設置や活動内容の明確化、マンションごとの防災計画書の作成などに取り組んできた。FMB の導入によりマンション内にいる居住者同士で初期対応ができる仕組みを整え、より実践的な防災対応を可能に。あわせて、長期被災生活を想定して、被災生活において困ることが想定される「セキュリティ・衛生面の確保」「水や物資の確保」「ゴミの保管方法」にも対応できるよう、「Second Mission Box(セカンド・ミッション・ボックス)」(以下、SMB)も併設する。FMB と SMB の併設により、初期活動から長引く被災生活までを想定した体制を構築した。

FMBの動画 URL:https://youtu.be/07kKvlH9tDI

※1 First Mission BoxⓇ 長野県飯田市と株式会社危機管理教育研究所により考案されたもの。

監修:株式会社危機管理教育研究所 国崎信江氏
製作協力:株式会社つなぐネットコミュニケーションズ

また、長谷工コーポレーションが開発した環境配慮型コンクリート「H-BAコンクリート」を、三菱地所レジデンスの分譲マンションとして初めて、地上・地下の構造部材に採用。H-BAコンクリートはセメントの一部に「普通ポルトランドセメント」と「高炉セメントB種」を用いることで、製造時のCO₂排出量を従来のコンクリートより約20%削減できる環境配慮型材料。これにより、約370tのCO2排出量削減効果が見込まれる。

都営新宿線「東大島」駅より徒歩8分、JR中央線・総武線「亀戸」駅より徒歩19分、2駅利用可能で、最寄りの「東大島」駅は「東京」駅からおよそ7.1kmと利便性の高い立地。広大な公園と水辺の潤いに恵まれ、商業施設や教育施設も徒歩圏内に充実している。

「ザ・パークハウス 亀戸九丁目」のモデルルームのリビングダイニング 筆者撮影

プランは1DK~3LDK。東向きの3LDK中心で明るく開放的な暮らしが可能に。一部ウォールドアを採用し間取りを自由にアレンジできる。

「ザ・パークハウス 亀戸九丁目」のモデルルームのキッチン 筆者撮影

ディスポ―ザーや食器洗い乾燥機を標準装備。備え付けの食器棚もあり、設備スペックは充実している。既に、竣工済みなので日当たりや見晴らしなどを確認可能だ。価格は、未定だが資料請求件数は、すでに800件を超えており、注目を集めている。

 

 

「ザ・パークハウス 亀戸九丁目」物件概要
所在地:東京都江東区亀戸九丁目2番10
交通:都営新宿線「東大島」駅 徒歩8分 
JR中央・総武線「亀戸」駅 徒歩19分 
敷地面積:1,632.10㎡(売買対象面積)、1,625.40㎡(建築確認対象面積)
住戸数:99戸(募集対象外住戸38戸含む)
構造/規模:鉄筋コンクリート造/地上13階建
間取り :1DK~3LDK
専有面積 :29.10㎡~73.08㎡
完成 :2025年12月8日
引き渡し :2026年5月下旬(予定)
建築主:三菱地所レジデンス株式会社
施工:株式会社長谷工コーポレーション
販売スケジュール :2026年3月上旬販売開始予定