東京建物株式会社が企画した、品川駅高輪口より徒歩 4 分に位置するオフィスビル「Ave.Takanawa(アベニュータカナワ)」が3月2日に開業した。品川駅高輪口エリアは、今後リニア中央新幹線の開通や環状第 4 号線の延伸等により一層広域交通結節点としての魅力を高め、さらに複数の大規模再開発により、日本を代表する新たなビジネス・商業拠点へと変貌する見込み。新しい時代の働き方を追求した次世代型オフィスとして計画されている。
象徴的な大階段や全フロアに設けた屋外バルコニー、建物中間階の 5 階に設けたテナント共用ラウンジなどのパブリックスペースを備えることで、入居者間の多様な交流を促進。執務空間では東西両面からの採光・通風の確保や、スケルトン天井の採用等により、まちや人・自然とのつながりを感じる開放的な執務空間を実現。AI が企業活動や生活に浸透するこれからの時代を見据え、オフィスワーカーがより人間的な価値や創造性を発揮できる空間の在り方を追求。働きながら自然や季節の移ろい、ゆらぎを感じられる開放的な空間により、オフィスワーカーの感性の刺激と快適性を両立させ、イノベーションの創出を支援していく。
従前建物である「アベニュー高輪前川ビル」の建替えにより誕生。物件が面する国道 15 号(第一京浜)は特定緊急輸送道路 に指定されており、従前建物については築年の経過に加えて耐震性の不足が課題となっていたことから、建替えにより耐震化を図った。従前のオフィスの役割を継承し「まちのようなオフィス」をコンセプトに計画。充実した共用ラウンジや屋外テラス、大階段等、中規模ビルながら多彩な共用空間を用意し、偶発的な出会いや交流を促す設計を採用している。
「Ave.Takanawa」の特長は、複数の再開発が進行する品川駅高輪口駅前の希少な築浅オフィスであること。ターミナル駅品川は、リニア中央新幹線開通や東京メトロ南北線延伸、環状第 4 号線の延伸といった交通網整備に加え、デッキ上駅前広場の整備などの歩行者ネットワークの形成が進み、ますます交通結節点としての機能を高める予定。「品川プリンスホテル」をはじめ、歴史と品格を併せ持つエリアとして知られてきた品川駅高輪口エリアは、現在複数の再開発プロジェクトが進行中であり、新たな日本の玄関口に生まれ変わろうとしている。
「Ave.Takanawa」は、品川駅高輪口より徒歩 4 分に位置し、ビジネス拠点として高い交通利便性を誇る。品川駅高輪口エリアにおいて築年数 5 年以内のオフィスビルは 1 件のみ。今後大規模なオフィスの集積が予定される品川駅高輪口エリアにおいて、先駆的な物件となる。
さらに、 自然光・風・緑を感じて働く、開放的な執務空間も「Ave.Takanawa」の魅力。基準階の東西両面に設置した大きな開口部より両面採光・両面通風を実現するとともに、スケルトン天井を採用することで、スラブ下で約 3.8m、大梁下で約 3m の天井高を実現。まちとつながる象徴的な大階段・屋外バルコニーも独自のもので、屋外を通じて各階をつなぐ象徴的な大階段は、手摺や上裏ルーバーに国産天然木を採用。また、全フロアに執務室から気軽に出入りできる屋外バルコニーを設置。屋外とのつながりを感じられる多彩な共用空間が、心身のリフレッシュとオフィスワーカー同士の自然なコミュニケーションを育んでいく。
5 階に設けた共用ラウンジは屋外テラスとの一体的空間として構成し、緑と木を取り入れた開放的な空間に。貸会議室やドリンクサービス、ミニコンビニ等も備え、オフィスワーカーの快適性を高めるとともに、企業の垣根を超えた豊かなコミュニケーションを促進。屋上階にはルーフトップテラスは、都心にありながら芝生や高木など緑溢れる空間構成とし、オフィスワーカーの癒しやリフレッシュに寄与する。
また、 NY を拠点に活躍する現代美術家松山智一氏のアートワークを設置。1 階エントランスホール内および 5 階テラスには、ブルックリンを拠点に活動し、世界的に著名な美術館に作品が収蔵される松山智一氏のアートワークを複数展示。建物利用者の感性を刺激する空間を創出する。
南側エントランスホールに隣接する本物件の顔となる区画には、THE CITYBAKERY の出店が予定。客席数約100席を有する店舗は、同ブランドにおいても大型の店舗となり、施設内のオフィスワーカーや周辺住民が日常的に利用しやすい環境を整備。ランチやテイクアウトメニューも充実させ、高輪エリアにおける新たなにぎわい拠点となることを目指している。
また、企業イベントやセミナー、交流会などに対応する多目的イベントスペース「グレイドパーク品川」が入居予定。約 245㎡のワンフロア空間は着席 84 名まで対応し、常設のバーカウンターや控室を備えることで、懇親会や表彰式、ブランドイベントなど多様な用途に対応可能。レイアウトや演出を柔軟に設計できる空間として、品川エリアにおける新たな交流拠点の創出を目指す。
5階には、1 名利用から複数名利用まで多様なニーズに対応するシェアオフィスを設置。あわせて、館内ワーカーが自由に利用できる共用ラウンジおよびテラスを同フロアに整備。6 階には、セットアップオフィスおよびカスタムオフィスを用意し、柔軟な働き方を支える。運営は、東京建物グループのエキスパートオフィス株式会社が担当する。
2 階~4 階、7~10 階のオフィスの基準階は 1 フロア約 920 ㎡(約 280 坪)、最大 4 分割まで対応可能な計画。敷地形状の特徴であるワイドな間口を生かし、エレベーターコアを南北 2 か所に配置するとともに、東西両面に設けた大開口とスケルトン天井の全面採用等により、通風・採光に優れた明るく開放的な執務環境を実現する。
BELS 最高ランク(★5)、ZEB Ready(事務所部分)、CASBEE S ランクの環境性能認証を取得予定。大階段への天然木ルーバー採用等国産木材利用による脱炭素推進への貢献、自然素材を活かしたデザインと緑豊かな屋外空間の設置等によりオフィスワーカーのウェルビーイングを推進する。
物件概要
物件名称 Ave.Takanawa
所在地 東京都港区高輪三丁目 25 番 29 号(住居表示)
交通 JR 各線・京急本線「品川」駅徒歩 4 分、JR 各線「高輪ゲートウェイ」駅徒歩 8 分
用途 事務所、店舗、駐車場
敷地面積 1,778.89 ㎡
延床面積 11,780.26 ㎡
構造・規模 鉄骨造・一部鉄筋コンクリート造 地上 10 階建
事業主 東京建物株式会社 株式会社前川
設計 MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO(デザイン監修含む) 株式会社安井建築設計事務所・戸田建設株式会社一級建築士事務所設計共同企業体
施工 戸田建設株式会社
着工 2024 年 4 月 15 日
竣工 2026 年 1 月 30 日
開業 2026 年 3 月 2 日
公式サイト https://avetakanawa.com/
編集付記 品川駅の港南口側は、「品川インターシティ」や「品川グランドコモンズ」といった高層オフィスビルが立ち並び開発が進んでいるが、高輪口側は、昨年開業した高輪ゲートシティなどこれから街づくりが活発化していく。入居が決まっている企業は、関西や名古屋を拠点とする企業が目立つという。日本の玄関口としての品川駅周辺の地位は、今後さらに高まりそうでオフィスのニーズも強まるのではなかろうか。




