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住不が参画「大山町クロスポイント周辺地区第一種市街地再開発」

「大山町クロスポイント周辺地区第一種市街地再開発事業」のイメージ図. ニュース&トピックス
「大山町クロスポイント周辺地区第一種市街地再開発事業」のイメージ図.

大山町クロスポイント周辺地区市街地再開発組合は、東京都板橋区大山町70番他で事業を推進する「大山町クロスポイント周辺地区第一種市街地再開発事業」において、2021年9月7日に起工式を実施し、同年9月15日に着工したことを発表しました。

同プロジェクトは、住友不動産株式会社と、株式会社フージャースコーポレーションが参加組合員として事業に参画しています。東武東上線で池袋から3駅の「大山」駅より西に約300mに位置し、「ハッピーロード大山商店街」の一部と周辺住宅地等を含む約0.7haが施行区域。都市計画道路補助第26号線を挟んだ4街区に、総戸数345戸の住宅と低層階に延床面積約4,000㎡超の商業区画を設けた総延床面積約40,000㎡超の大規模複合開発です。

ハッピーロード大山商店街と開発街区

ハッピーロード大山商店街と開発街区

低層部に合計約4,000㎡超の商業区画を設けることで新たな賑わいを創出。ファミリー向け住戸を中心とした住宅供給や子育て支援施設の導入により、地域活性化を図ります。

建築概要

建築概要

今までのスケジュールと予定
2014年8月 再開発準備会設立
2015年4月 準備組合設立
2017年10月 都市計画決定
2019年6月 再開発組合設立
2021年9月 本体着工
2024年12月 竣工(予定)

ハッピーロード大山商店街

ハッピーロード大山商店街

「大山町クロスポイント周辺地区第一種市街地再開発事業」の特徴

「大山町クロスポイント周辺地区第一種市街地再開発事業」の位置と賑わい波及のイメージ

「大山町クロスポイント周辺地区第一種市街地再開発事業」の位置と賑わい波及のイメージ

1.地域の防災性向上を推進
本地区は「ハッピーロード大山商店街」と周辺住宅地などで構成されていますが、一部には東京都防災都市づくり推進計画の重点整備地域に指定された木造住宅が密集する地域が広がっており、防災面の問題を抱えている地域です。再開発に伴い、建物の不燃化・耐震化を図り、都の計画道路整備と併せて火災時の延焼を防ぐ延焼遮断帯となる街区整備を進め、地域の防災性向上を図ります。

2.ハッピーロード大山商店街と連続する街並みの形成
本事業は、4街区全ての低層部に合計約4,000㎡超の商業区画を設けることで、補助第26号線による商店街の分断を防ぎ、「商店街の連続性」の継続を目指します。今後、変わりゆく大山地区のリーディングプロジェクトとして、補助第26号線沿道に新たな賑わいを広げていくことのできる「賑わい拠点」の形成を目指します。

「大山町クロスポイント周辺地区第一種市街地再開発事業」の街路イメージ図

「大山町クロスポイント周辺地区第一種市街地再開発事業」の街路イメージ図

3.まちのにぎわいや商店街の活性化に寄与する拠点を形成
本地区は補助第26号線と商店街が交差する要所にあり、立地の特性を活かした商業集積を行うことで、街に賑わいをもたらします。A街区の北東角には、大山駅からの商店街通行者を迎え入れる広場空間を設けます。本地区の窓口として、広場空間には高木やベンチなどを配置し、買い物の休憩スペースとしても利用できるように整備することで、新たな滞留空間となる街の賑わい拠点を目指します。

4.新たな定住者を誘致する都市型住宅の供給
本事業では、ビッグターミナル「池袋」駅まで3駅、都市機能が集積する立地条件を備えた総戸数345戸の都市型住宅を供給します。新たな居住者層誘致による地域活性化を図るため、ファミリー向け住戸を中心とした住宅供給を実施します。また、子育て支援施設の不足という地域の課題解決のため、街区への子育て支援施設の誘致を行う予定です。

 

池袋に近く、にぎわいもある「大山」駅界隈は、居住エリアとして人気の高い場所。再開発で、街の整備が進めば暮らしやすさの向上が期待できそうです。ほかにも再開発の動きがあるので、今後も注視していきたいと思います。