このたび、年間約1200万人が利用するマンション情報サイト「マンションレビュー(https://www.mansion-review.jp/)」を運営し「不動産×WEB×ビッグデータ」の領域で、さまざまな不動産テックサービスを開発、展開する株式会社ワンノブアカインドの協力を得て、2006年以降に竣工したマンションの首都圏騰落率トップ1000を抽出しました。なお対象は、70㎡以上の住戸を含むマンションとしました。
結果の分析をマネー現代の記事『「マンション上昇率トップ100」を分析して分かった「価値が上がる物件」の共通点』にまとめています。ご覧ください。
今回は、千葉県のトップ20位を紹介します。ランキング入りした物件一覧は、以下の通りです。
1位「グランドターミナルタワー本八幡」 奏の杜の3物件ランクイン
千葉県のトップ20の傾向を見ると、人気の開発街区に上位が集中しています。トップは、JR総武線「本八幡」駅徒歩1分の「グランドターミナルタワー本八幡」。2位に「プラウド船橋一街区」が入ります。
船橋市が7物件(うちプラウド船橋が5街区)、市川市が4物件ランクインし、習志野市が3物件、千葉市が3物件です。総戸数100戸以上の大規模マンションは12物件、最高階数20階以上のタワーマンションは4物件。大規模マンション比率が高く、埼玉に比べるとタワーマンションが少ない傾向にあります。
物件ラインナップで目立つのは、「プラウド船橋」が5街区ともランクインしていることと、総武線「津田沼」駅の土地区画整理事業地の「奏の杜」で分譲された3物件がランクインしている事。スケールの大きい街づくりは、それだけニーズが高いということでしょう。
参考記事:『プラウド船橋』573戸即日完売の必然
参考記事:【取材レポート】ザ・レジデンス津田沼奏の杜
因みに「プラウド船橋」は、全街区が即日完売しています。
◆プラウド船橋 一街区~五街区申込登録データ
【申込登録状況】(一街区~五街区合計 1,497 戸)
■申込登録総数:2,919 件 ■来場総数:約 24,000 組
■販売価格:2,546 万円~5,720 万円、最多価格帯:3,100 万円(115 戸)
■専有面積:70.63 ㎡~100.89 ㎡、間取り:3LDK~4LDK
【申込登録者属性】
■年齢:平均 41.5 歳(35 歳未満 38%、55 歳以上 18%)
■家族数:平均 2.6 人
■職業:会社員 77%、公務員・教員 8%
■居住地:船橋市 39%、市川市 12%、千葉市 7%、東京都内 15%
(上記は、野村不動産 リリースより)
新築分譲時に人気の物件は、資産価値も期待できるということでしょう。
また現在の70㎡想定の流通価格が4,000万円台以下が15物件も占めており3000万円台以下も5物件。埼玉県以上に、価格の値頃感のあるマンションの騰落率が高い傾向にあります。
駅徒歩分数は、4分以内が15物件と75%を占めており、千葉県でも駅距離は資産性を占う重要な要素となっています。
20位にランキングされた「シティハウス柏イーストコート」でも上昇率が16%超。埼玉県同様に、郊外エリアでも資産性が維持できることを示しています。