年間約1200万人が利用するマンション情報サイト「マンションレビュー(https://www.mansion-review.jp/)」を運営し「不動産×WEB×ビッグデータ」の領域で、さまざまな不動産テックサービスを開発、展開する株式会社ワンノブアカインドの協力を得て、2006年以降に竣工したマンションの首都圏騰落率を抽出しました。なお対象は、70㎡以上の住戸を含むマンションとしました(2021年2月19日時点)。
結果の分析をマネー現代の記事『「マンション上昇率トップ100」を分析して分かった「価値が上がる物件」の共通点』にまとめています。ご覧ください。
また、全体のランクインの物件と3県のランキングは、以下にまとめています。
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今回は、東京23区の行政区別の騰落率上位3物件を一覧表にまとめました。上位にランキングした物件は、新築分譲時に注目を集めた物件が目立ちます。
3位の騰落率が最も高いのは、港区。次いで千代田区、中央区の順。最も低いのは、江戸川区。次いで葛飾区、板橋区の順となっています。
顔ぶれを見ると、タワーレジデンスや大規模プロジェクトが目立ちます。指名買いが入るような注目度の高いマンションは、資産価値も維持しやすいということでしょう。
因みにブランド別の物件数を数えてみると、メジャーセブンでは三井不動産レジデンシャル(パークホームズ、パークシティなど)が9物件でトップ。次いで野村不動産(プラウド)が7物件、三菱地所レジデンス(ザ・パークハウス パークハウス)が7物件。さらに東京建物(ブリリア)が4物件、住友不動産(シティハウス)が2物件、東急不動産(ブランズ)、大京(ライオンズマンション)が1物件となっています(JVでブランド名を冠しないものは除く)。
上記ブランドが69物件中31物件を占め、カウントしていない富久クロスなど主幹事のプロジェクトも多くあります。大手ブランドであることもリセールバリューにプラスといえるでしょう。
これから、中古マンションや新築マンションを購入される方は、上記のマンションを一つのベンチマークとして参考にしてはいかがでしょうか。