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LIFULL HOME’S みんなが探した!住みたい街2023

「2023年 LIFULL HOME'S みんなが探した!住みたい街ランキング(首都圏版)」の発表会の一コマ ニュース&トピックス
「2023年 LIFULL HOME'S みんなが探した!住みたい街ランキング(首都圏版)」の発表会の一コマ

株式会社LIFULL(ライフル)が運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」は、2022年における実際の問合せ数からユーザーの「本気」で住みたい街を算出した、住まい探しの「いま」が分かるランキング「2023年 LIFULL HOME’S みんなが探した!住みたい街ランキング(首都圏版)」を発表した。

街のランキングが数ある中で、「LIFULL HOME’S」における実際の反響数から算出したもので、実際の賃貸や購買行動が見えるのが同社のランキングの特徴だ。まずは、借りて住みたい街ランキングを見てみよう。

借りて住みたい1位は「本厚木」駅 買って住みたい1位は「勝どき」駅

 

「2023年 LIFULL HOME'S みんなが探した!借りて住みたい街ランキング」

「2023年 LIFULL HOME’S みんなが探した!借りて住みたい街ランキング」

1位に「本厚木」駅、2位に「大宮」駅、3位に「八王子」駅と3駅とも家賃が10万円を割る郊外の駅が上位にランクした。「本厚木」は、3年連続1位。「大宮」駅は、前年に続き2位となった。4位は、千葉県の「柏」駅が入り1都3県ともに上位の駅は、郊外駅となっている。コロナ禍で、都心から郊外へという動きは、賃貸市場で特に見られたが2022年もそのトレンドは継続している。

また、上位にランクインしている準近郊・郊外エリアの駅の共通点として挙げられるのが、都心方面に鉄道の乗り換えなしでダイレクトアクセスが可能、郊外ならではの手頃な家賃相場、落ち着いた居住環境・周辺環境、駅勢圏(駅周辺の繁華性が高いエリア)が比較的広く、都心・近郊の街と大きく変わらない生活利便性などが挙げられる。

一方、都心周辺では「葛西(6位→6位)」や「池袋(12位→12位)」、「荻窪(14位→15位)」、「三軒茶屋(21位→16位)」が上位に留まっており、Withコロナに慣れたいま、人気も徐々に回復傾向にある。TOP30には「北千住(15位→20位)」や「高円寺(18位→21位)」、「新小岩(19位→24位)」、「亀有(29位→26位)」がランクインするなど、相対的に賃料が安価なエリアが注目されている。

続いて、「 LIFULL HOME’S みんなが探した!買って住みたい街ランキング」を見てみよう。

「2023年 LIFULL HOME'S みんなが探した!買って住みたい街ランキング」

「2023年 LIFULL HOME’S みんなが探した!買って住みたい街ランキング」

「買って住みたい街ランキング」は、4年連続「勝どき」が1位に。大規模マンションの分譲もあり、東京五輪のレガシーだけでなく、広さや間取りが豊富なことも人気の要因だった。実際の問い合わせ数から算出するため、新築マンションなどの供給動向も反映されている。2位の「横浜」駅は、再開発の注目物件が登場した駅、3位の「平塚」は、新築分譲マンションが相次いで供給されているマンションの激センクの一つだ。

「本厚木」駅、「大宮」駅、「八王子」駅といった「借りて住みたい」ランキングの上位駅は、トップ10に入っている。また、「田町(61位→5位)」や「半蔵門(240位→11位)」、「浜松町(188位→25位)」、「麻布十番(338位→28位)」「駒込(117位→31位)」などは、いずれも久しくなかった新たな大規模な物件開発関連。販売の目処が立った「白金高輪(2位→12位)」は、順位を下げた。

神奈川県では、「横浜」「平塚」「茅ケ崎」が上位に。「横浜(3位→2位)」や「平塚(5位→3位)」、「茅ケ崎(20位→4位)」がランキングを上げている。

ランキングの変動を見ると、反響数に影響されるため1210位から91位へと大きく順位を上げた「神保町」駅のように供給動向に左右されやすい。逆に、毎年上位に連ねる駅は、人気がありながら供給数も安定している駅ということで、「買って住みたい」と思う人の参考になりそうだ。

■ 調査概要
期間:2022年1月1日 ~ 2022年12月31日
対象:LIFULL HOME’Sユーザー
-首都圏版(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)
集計:LIFULL HOME’Sに掲載された 賃貸物件・購入物件のうち、実際の問合せ数を駅別に集計
分析:LIFULL HOME’S 総研

 

「名より実」と山田氏 コスパを考え「憧れだけで選ばないで」と中山氏

「2023年 LIFULL HOME'S みんなが探した!住みたい街ランキング(首都圏版)」の発表会の中山登志明氏(左)と山田五郎氏(右)

「2023年 LIFULL HOME’S みんなが探した!住みたい街ランキング(首都圏版)」の発表会の中山登志明氏(左)と山田五郎氏(右)

発表会当日は、テレビ東京「出没!アド街ック天国」にも出演されている山田五郎さんとLIFULL HOME’S総研 副所長/チーフアナリストの中山登志朗さんがトークをライブで行った。中山氏いわく、板橋区などコスパの良い街が注目度が上がっているという。経済合理性を考えると都心のマンションは、手が届きにくくなっている。「広くてリーズナブルな晴海フラッグが人気なのは、納得できる」とのことだ。

山田五郎さんは、「美術館が好きなので上野界隈がいい」とのこと。「静かで便利なあまり注目されてない街が住みやすい」とも。これから住まい探しをする方に、山田五郎さんは「名より実を」とのここと。イメージよりも良い街はあるとも。中山登志朗さんは、「憧れだけで選ばないで」と。無理して購入して、実生活がたちゆかなくことは避けたいところ。現実的な目線で選ばれている「みんなが探した!住みたい街ランキング」を参考にしてほしいとのことだ。

はじめての住まい探しには、モノサシがあったほうが便利だ。様々な住まいのランキングはあるが、現実的な目線からランキングされている「LIFULL HOME’S みんなが探した!住みたい街ランキング」。借りて住む場合も買って住む場合も参考にしてはどうだろうか。

 

「2023年 LIFULL HOME’S みんなが探した!住みたい街ランキング」特設サイト
https://www.homes.co.jp/cont/s_ranking/