三井不動産レジデンシャル株式会社は、スポーツの力を活用したまちづくりに向けた取り組みを実施すべく、ダンススタジオ「WANGAN ACTION DANCE STUDIO」を 2024 年6月8日にオープンする。
スポーツの力を活用したまちづくり推進
三井不動産レジデンシャルが、東京湾岸エリア(勝どき・月島・豊海・晴海・豊洲等)の活性化を目的に推進している「WANGAN ACTION プロジェクト」。スポーツアカデミーの開催やフットボールパークの運営などスポーツを魅力的な街をつくる上で重要な要素と捉え、スポーツの力を活用したまちづくりを推進している。
「WANGAN ACTION DANCE STUDIO」のオープンは、ダンスの力を活用して東京湾岸エリアを活性化していく新たな取り組みだ。有名プロダンサーによるキッズ向けダンスレッスン等を開催。また、
ダンススポーツ文化の醸成・浸透を目的として当社が 2023年10月より実施している、東京湾岸エリアの小中学校に D リーグ所属のプロダンス講師等を派遣する取り組みも継続して行っていく。
ダンススタジオ「WANGAN ACTION DANCE STUDIO」では、株式会社 LL MUSIC 運営のキッズ向けダンス教室におけるダンスプログラムの共同開発や、ダンス文化発信に向け各種イベント開催等を実施。新たな文化発信拠点として始動する。
注目ポイントは、有名プロダンサー等によるキッズ向けダンスレッスンの開催を通じ、ダンススポーツ文化を発信すること。キッズ向けのダンスレッスンや各プロダクションと連携したダンスイベントの実施等、ダンススポーツ文化の発信を目的として、様々な取り組みを実施していく予定だ。
第1弾としては、キッズダンス界のカリスマプロデューサー 「しづにゃん」によるキッズ向け定期レッスンを実施。様々な大会で優勝経験もある ダンス界で活躍中の講師が指導する。
また、 Dリーグ所属プロダンサーによるキッズ向けダンスレッスン・ワークショップを実施。ダンス未経験者からプロを目指したい人など対象を幅広くして、ダンスの楽しさ、魅力を伝えていく。
さらに、東京湾岸エリアの小中学校に D リーグ所属のプロダンス講師等を派遣。2023年 10 月より、中央区教育委員会および中央区湾岸エリア内小中学校(月島第三小・佃島小・佃中、月島第一小等)と連携し、Dリーグ所属のプロダンサー等を講師として小中学校に派遣し、生徒たちにダンスに触れる機会を提供する活動を同社は行っている。同社は、施設を拠点にダンサーが集積し、より地域の子どもたち、学校教育に貢献できることを引き続き目指していく方針だ。
■施設概要
施設名称 WANGAN ACTION DANCE STUDIO
所在地 東京都中央区勝どき 4-13-4
交通 都営地下鉄大江戸線勝どき駅徒歩約4分
事業者・運営者 株式会社ベースファイヴ
施設所有者 三井不動産レジデンシャル株式会社
延床面積 983.99 ㎡(3 階建)
施設規模・用途 1 階 カフェ、コワーキングスペース、ゴルフレンジ、簡易スポーツジム
2 階 ダンススタジオ 、ケータリングスタジオ・レンタルキッチン
3 階 ダンススタジオ
公式サイト https://wangan-dance.jp/
「WANGAN ACTION」は、「食」「スポーツ」「アート」「教育」「音楽」「環境」などの幅広い分野において、住民が楽しみを体験・共有できる様々な活動を支援する三井不動産レジデンシャルの取り組み。2013年のスタート時は、湾岸エリアの開発も途上で、人口もまだ少なかった。新しい街だけに、街の歴史が浅く継承されている文化もあまりない。街に愛着を持たせるような人と地域が関係する場が必要だろう。
取材に出席したプロのダンサーの人は、こうした「ダンス専用のスタジオは、まだまだ少ない」という。ニューヨークへ留学していた彼女曰く「アメリカや韓国に比べて日本は、多くの人が集まれるライブ会場が少ない」という。地方都市でも学校の授業に参加することもあるそうだが、東京の子どもは、田舎の子どもと比べ消極的で遠慮がちだという。
野球、ゴルフ、スケート、サッカーなど世界的に活躍する日本人は増えているが多くは地方出身者だ。2023年の東京都の出生率は、1を割り過去最低を更新したが、子供たちに様々な機会を与える街づくりが行政にもディベロッパーにも求められるのではなかろうか。