「不動産×WEB×ビッグデータ」の領域で、さまざまな不動産テックサービスを展開する株式会社ワンノブアカインドは、同社が運営するマンション情報サイト「マンションレビュー」の保有データを元に、2024 年 10 月の全国市区町村における中古マンションの相場を調査。坪単価をベースに 70 ㎡の価格に換算した「中古マンション価格」と価格ランキング上位 20 件について 1 年前からの価格上昇率を表す「騰落率」のランキングを発表した。
まず70㎡換算の価格ランキングだが、1 位は、「東京都港区」の1 億 5,647 万円。先月の 1 億 4 千万円台から 1 億 5 千万円台に突入した。2 位は、「東京都中央区」の1 億 2,977 万円。3 ヶ月連続で 1 億 2 千万円を突破し1 億 3 千万円も目前となっている。3位は、「東京都千代田区」1 億 2,599 万円。2 ヶ月ぶりに 1 億 2 千万を超えた。4位は、「東京都渋谷区」の1億1,659万円。ここまでが億越えで、5位は、「東京都目黒区」の8,500万円となっている。
データ元(マンションレビュー https://www.mansion-review.jp/)
価格上位の過去10年の価格推移は、上記のグラフのようになっており上位4区が突出して上昇角度が大きいことがわかる。
また、対前年上昇率をみると、1 位は、「東京都中央区」の騰落率 +44.58%。70 ㎡換算の推定価格は前年比で 4,001 万円上昇している。また、前年の推定価格との差額が最も大きかった市区は「東京都港区」で前年比 4,014 万円上昇となっており前年比で+34.51%。3位は、「大阪市北区」の30.64%で、「福岡市中央区」が+21.13%で8位に入るなど中心市街地のマンション価格も一部の地域で大きく上昇している。
3カ月前との比較でも価格ランキング上位の街は、「東京都港区」+15.76%、「東京都中央区+11.09%」と上昇トレンドが続いている。地価や建築費の上昇トレンドを踏まえると、こうした都心中古マンション価格上昇の流れは、まだまだ続きそうだ。