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「パークウェルステイト浜田山」三井提案高齢者向け住宅がスゴイ

「パークウェルステイト浜田山」のエントランスラウンジ ニュース&トピックス
「パークウェルステイト浜田山」のエントランスラウンジ

国立社会保障・人口問題研究所によれば、高齢者の人口は年々増加し2030年の65歳以上の人口は、3,600人超になる見込みです。長寿社会によって新たなライフステージが生まれる中で、70代・80代になっても自立した元気な高齢者が増えています。

ライフスタイルも多様化し、旅行や買い物、読書、美術館、コンサートなど余暇の過ごし方も様々。60歳以上の高齢者のグループ活動の参加も年々増えてきています。

こうした高齢者の志向性の変化は、住まいの選び方にも表れており、60代以上の高齢者が都心のマンション購入比率が高まるなど住まいの在り方が変化しています。

人生100年時代に向け新たな住まいと暮らし「パークウェルステイト」

こうした人生100年時代に向けて、シニア向けの賃貸レジデンス「パークウェルステイト」シリーズの第一弾「パークウェルステイト浜田山」を三井不動産レジデンシャルが発表しました。時代のニーズに応えた商品の提供を続ける同社から、人生100年時代に向けた新たな住まいと暮らしを提案しています。

「パークウェルステイト浜田山」の中庭

「パークウェルステイト浜田山」の中庭

提供価値として掲げているのは、「一人ひとりの、自由で豊かな暮らしを支える「シニアのためのサービスレジデンス」。特徴として、①高いクオリティ・居心地の良い空間、②充実した共用施設、③ホスピタリティ、上質なサービス、④高品質の介護サービス、医療連携です。

75歳~80歳を中心とした、アクティブシニアをターゲットとし、好奇心旺盛でコミュニティを大切にするマインドをもつ方を想定。そうしたニーズに応える施設やサービスを用意しています。

居心地よい空間と充実した共用施設を提供 ダイニングは予約不要の自由喫食

「パークウェルステイト浜田山」の外観

「パークウェルステイト浜田山」の外観

「パークウェルステイト浜田山」でまず驚くのが、都心の億ション以上ともいえる建物の豪華さです。設計は日建ハウジングシステム、施工は大林組。「市中の山居」をデザインコンセプトに奥ゆかしいエントランスが入居者を向かえます。マンションの中に中庭を設けプライベートガーデンには、約1,100本もの中高木を植え圧倒的な緑量の森が広がります。

中庭は、ダイニングやエントランスラウンジなどの共用部からの借景ともなっています。中庭に向いた住居もあり、居心地の良い時間を日常的に過ごせます。

「パークウェルステイト浜田山」のダイニング「季饗」

「パークウェルステイト浜田山」のダイニング「季饗」

共用施設では、常勤のスタッフのもとで様々なサービスが受けられます。例えば、ダイニング「季饗」は、緑や水音を感じる食事空間。予約不要の自由喫食で、管理栄養士による栄養バランス管理したメニューが用意。コースメニューのオーダーも予約をすれば可能で、特別な時間が過ごせます。

「パークウェルステイト浜田山」のライブラリーラウンジ

「パークウェルステイト浜田山」のライブラリーラウンジ

総戸数70戸に対して、コミュニティを育むパブリック空間が豊富であることは「パークウェルステイト浜田山」の特徴です。エントランスラウンジやライブラリーラウンジに加え、廊下には休憩スペースもあります。ライブラリーラウンジでは、ブックコンシェルジュによる定期的な本の入れ替えも行われます。

「パークウェルステイト浜田山」のアトリエ

「パークウェルステイト浜田山」のアトリエ

様々な入居者のニーズに応えるため、絵を描けるアトリエや将棋や碁を楽しめる和室、麻雀台も用意されています。以前取材した、グランコスモ武蔵浦和では、麻雀を楽しむ女性の方が多くて驚きましたが、会話を楽しむにはもってこいのツールなのかもしれません。

「パークウェルステイト浜田山」の和室

「パークウェルステイト浜田山」の和室

和室などの個室スペースは、趣味の会合など様々な場面で利用できそうです。

「パークウェルステイト浜田山」のゲームルーム

「パークウェルステイト浜田山」のゲームルーム

ほかにも、ビリヤード台やピアノの置かれた多目的ホールもあります。富裕層の高齢者の方は、多趣味の方が多いですが、これなら大抵のニーズに応えられるのかもしれません。

「パークウェルステイト浜田山」のビリヤード台

「パークウェルステイト浜田山」のビリヤード台

シアタールームでは映画を見るだけでなくカラオケを楽しむこともできます。

「パークウェルステイト浜田山」のシアタールーム

「パークウェルステイト浜田山」のシアタールーム

高齢者に大切な体力作りもフィトネスジムがあるので、施設内で行えます。

「パークウェルステイト浜田山」のフィットネスルーム

「パークウェルステイト浜田山」のフィットネスルーム

ヘアサロンも施設内に用意されています。お洒落の準備をして、出かけることも不自由しないですね。

「パークウェルステイト浜田山」のヘアサロン

「パークウェルステイト浜田山」のヘアサロン

男女とも大浴場を用意。鍵で入るのでセキュリティーも安心です。

「パークウェルステイト浜田山」の浴室の化粧台

「パークウェルステイト浜田山」の浴室の化粧台

大浴場の浴槽は、男女とも檜風呂と石風呂の2種類が用意されています。これだけスペースがあれば、ゆったりと寛ぐことができるでしょう。

「パークウェルステイト浜田山」の大浴場

「パークウェルステイト浜田山」の大浴場

多彩な施設を使って様々なサービスも受けられます。資生堂と提携したビューティー講座やフィットネスコンシェルジュによるプライベートレッスンも。また、日本橋エリアを訪ねるバスツアーや早稲田大学エクステンションセンターと提携した生涯学習プラグラムも。三越伊勢丹によるライフサポートサービスなど上質なサービスが受けられます。

居室は、一般住戸62戸と介護用住戸8戸の2タイプを用意 重介護時に移動

住戸は、一般住戸62戸と介護用住戸8戸の2タイプが用意され、当初は一般住戸に入居し重介護時に介護用住戸に移動することができます。

室内は、車椅子にも対応したバリアフリーのつくり。居室からすぐトイレに向かえるなど動線にも配慮した住戸プランニングになっています。

「パークウェルステイト浜田山」の個室

「パークウェルステイト浜田山」の個室

天井まで届くハイサッシや使い勝手の良いキッチン、豊富な収納など一般的な分譲マンション以上の上質なつくり。20年~30年の終の住処として役割をこれなら果たせそうです。

「パークウェルステイト浜田山」の個室のトイレ

「パークウェルステイト浜田山」の個室のトイレ

もしもの時を支える高品質の介護サービス、医療連携も「パークウェルステイト浜田山」の特徴で、ウェルネスサービスとして、一日一回以上のレジデンススタッフの安否確認、年1回の無料の人間ドック(順天堂大学医学部付属順天堂医院)、併設のむらい浜田山クリニックでの年1回の健康診断、体調不良時の生活支援サービスなどを実施

緊急時対応として、24時間看護スタッフの常駐のほか、緊急時搬送で順天堂医院、練馬病院と連携しています。

「パークウェルステイト浜田山」の介護用住戸

「パークウェルステイト浜田山」の介護用住戸

建物の開発保有は、三井不動産レジデンシャルが行い三井不動産レジデンシャルウェルネスが建物賃貸借契約を結び運営主体となり介護サービスでは東京海上日動ベターライフサービス、ダイニングサービスではグリーンヘルスケアサービスといった各界のプロフェッショナルと連携し高いサービスを提供します。

帝国ホテル出身者の総支配人を起用し、サービスとウェルネスの2人のマネージャーを起用しあらゆる相談に対してワンストップで対応。一人ひとりに寄り添ったサービスを展開します。

「パークウェルステイト浜田山」の介護用住戸のあるフロアにある浴室

「パークウェルステイト浜田山」の介護用住戸のあるフロアにある浴室

日常の移動をサポートする送迎シャトルバスの運用や各種フロントサービス、居室の清掃サービスや生活サポートなどまさに至れり尽くせりで、これなら老後生活も安心でしょう。

前払い方式、75歳、78.60平米で二人入居の場合 前払い金2億4,990万円

さて、充実したサービスの「パークウェルステイト浜田山」ですが、入居するためには相応のお金が必要になります。D1タイプ(1LDK+WIC+N+TR 78.60平米)の場合、月払い方式の月額賃料は2人入居の場合1,440,000円。前払い方式(生涯住めます)の場合、75歳では2億4,990万円(2人入居)の前払い金が必要になります。

また、賃料・前払い金とは別に共益費が毎月110,620円、基本サービス料金が345,600円(2人入居の場合)となり毎月456,220円がかかります(2019年6月6日時点)。

かなりの資産と定期収入がある方ではないと、入居は難しそうです。一方で日本銀行の資金循環統計によれば2018年末の個人金融資産は、過去最大の1830兆円。一定の資産を持つ人が増えているのも事実ですから、昨今の都心億ションの驚くような売れ行きを見るとこうしたニーズが今後増えてくるのかもしれません。

三井不動産レジデンシャルは、今後の展開として、2021年11月予定で郊外大規模型の施設として千葉県鴨川市で亀田グループと連携して473戸のシリーズ第2弾を計画中です。個人が、所有ではなく、サービスを受ける。事業者が売却するのではなく保有し運営する。こうした流れは、今後増えてくるのかも知れません。

【編集後記】

今から30年前ですが、筆者は熱海でケアマンションの入居者にインタビューをさせていただいたことがあります。相応の価格がする施設でしたから入居者の方も企業オーナーの方など富裕層の方ばかり。趣味も一流の腕前の人がたくさんいました。

その施設では、入居者同士のサークル活動が盛んでしたが、先生は芸に秀でた入居者の方がするケースがほとんどだったようです。こうした交流による新たな発見は年をとっても喜びなのかもしれません。

また、熱海に暮らす皆さんにとって「東京がリゾートのようなものだ」というのが印象的でした。浜田山に暮らす方にとっても銀座や日本橋がリゾートになるのかもしれません。