100年に一度とも言われる大規模な再開発が続く東京の文化の発信地「渋谷」。その渋谷において一際注目を集めているプロジェクトが渋谷区役所・公会堂の建て替えによって誕生する地上39階建て地下4階建ての全505邸の官民一体の定期借地権付きタワーレジンデンス「パークコート渋谷 ザ タワー」。
代々木公園、明治神宮の緑を抱く好立地で、代々木の森を見晴らすパークビューラウンジや複数のアーティストの作品を展示するラウンジはまるでギャラリー。モデルルームも斬新で、1億超の価格帯にも関わらず200戸を超える申し込みは、唯一無二のプロジェクトに対する期待の表れ。共用空間と専有空間の2回に分けてプロジェクトをレポート。今回は、専有部を紹介します。
共用部編は、こちら⇒2020年竣工「パークコート渋谷 ザ タワー」が届ける究極の住まい
完成後のレポートはこちら↓
「パークコート渋谷 ザ タワーが竣工 圧巻の眺望と共用施設を見学」
内廊下設計、ワイドフロンテージの住棟構成 開放感のある住戸プラン
「パークコート渋谷 ザ タワー」は、ホテルライクな内廊下設計を採用しています。東西南北にぐるっと4方向に住戸を配置したワイドフロンテージのつくり。必然的に開放的な住戸プランニングになります。
タワーレジデンスでよく見かける四角形ではなく、曲線的な印象をあたえる角面の少ない八角形のフロアプランです。コーナーで住戸を仕切ることでワイドフロンテージの開放的な住戸比率を高めています。
モデルルームは、94.35平米の26-Aタイプと208.89平米のペントハウスであるPH-Aの2タイプが公開されています。どちらも窓面がワイドに拡がりとても開放感があります。
26-Aタイプのコーディネートは、大都市渋谷の自然を身近に感じられる場所として「Nature」をテーマに設定。シンプルにスッキリとした空間は、主が自由に暮らせるキャンパスのように仕上げています。
リビングの天井高は、折り上げ部分で2600㎜と開放感があります。窓先には、代々木公園の森が広がりまるで絵画のようです。
モデルルーム(26-A タイプ)のデザイナーは、シドニー、ブリスベン、ニューキャッスルに事務所を構えるジャクソン・ティース社のデザインディレクターDamian Baker 氏とシニアアソシエイトのJun Sakaguchi氏が担当。
建物の特徴である曲線美を感じる空間は、上質かつ落ち着いた印象を届けています。開口部から広がる景色が楽しめるワイドフロンテージ。壁面のスペースは、アートを飾るのにもってこいのスペースです。
ダブルボールのドレッシングルームやバス、パウダールームは壁面などの色調が揃っていて落ち着いた雰囲気。オンからオフへの切り替えもこれならスムーズにできそうです。
トイレにもさりげなくアートが飾られています。経営者やクリエイターにとって、アイデアを思い浮かべる場所として、こうしたスペースも大事なのではないでしょうか。
圧倒的な景色のペントハウスプラン 屋上にオーナー専用のプールを設置
最上階の208.89平米のペントハウスであるPH-Aタイプは、写真のとおり圧倒的な開放感があります。中央から窓に向かって放射状に光線を走らせ特徴的な空間を演出。床面から天井まで広がる景色は、この場所ならではのギフトとも言えるでしょう。
北側の窓先に広がるのは、代々木公園と明治神宮の緑。ともに人の手によってつくられた人口の森ですが数十万本を超える木立が覆い都市とは思えない景観をつくりだしています。
睡蓮の作品で知られるフランスの印象派の画家、クロードモネは、晩年自宅に人工の庭をつくり創作に励みましたが、このスケールでの人工の森はなかなか出会えないでしょう。
一方で、東側には近景に渋谷の駅前のオフィス群、遠景に六本木ヒルズなどが見え都市の風景が広がります。昼夜を通じて楽しめる言葉にできないような空間は、「パークコート渋谷 ザ タワー」だからこそ実現できる演出です。
ランドマークとしての価値 共用空間の価値 専有空間の価値
「パークコート渋谷 ザ タワー」は、タワーレジデンスに求められるランドマークとしての価値、共用空間の価値、専有空間の価値という3拍子が揃ったレジデンスと言えるでしょう。
100年に一度とも言われる渋谷の再開発における渋谷区役所の再生という機会があったからこそ実現したとも言えます。
建物全体もラグジュアリーなつくりですが、特徴的なのは最上階ペントハウスの豪華さ。光を採り入れた螺旋階段を昇れば、屋上はオーナー専用のプールが配置された贅沢なスペース。最上階住戸6邸のみの特等席です。まるで、マンハッタンのリゾートホテルのようなつくりです。
多くの人は、住まいにもっとを求めるものですが、「より広く」といった空間だけでなく景色を採り入れることは容易ではありません。
「パークコート渋谷 ザ タワー」が竣工する2020年は、明治神宮の創建100周年にもあたります。世界から注目を集めるタイミングでの完成は、映画のストーリーのような感じもします。
東日本大震災によって渋谷区庁舎の耐震化が課題となる中で、実現した渋谷区役所・公会堂建て替えに伴う官民一体の再開発プロジェクト「パークコート渋谷 ザ タワー」。早々は出会えない注目のタワーレジデンスだと思います。
【編集後記】
2019年筆者が見学した物件で、住んでみたいマンションとして「パークコート渋谷 ザ タワー」が筆頭に挙げられます。マンションで大切な立地、共用空間、専有部の全てが素晴らしい。
多様性があり発展する「渋谷」が生活圏で、代々木公園や明治神宮などの憩いのスポットが身近。表参道にも気軽に行ける距離。そして505邸とは思えない共用施設の豊富さと専有部からの絶景。予算が許せば一度は、住んでみたいマンションです。
不動産はすべて、歴史を継承し周辺環境など他力に左右されますが「パークコート渋谷 ザ タワー」は、見事に土地の与件を活かしています。経営者の方が購入の中心のようですが、「今までになかった暮らし」を求める方に見学をおすすめしたいマンションです。