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「グランドヒルズ南青山」全戸南向き天井高約2.7mのモデルルーム

「グランドヒルズ南青山」の完成予想模型 マンション探訪記
「グランドヒルズ南青山」の完成予想模型

2014年から5年連続で全国・首都圏の供給戸数1位(不動産経済研究所調べ)を誇る住友不動産が供給する新築分譲マンションシリーズの中で、最高峰のブランドが「グランドヒルズ」シリーズです。

1985年に完成した 兵庫県神戸市灘区の「六甲グランドヒルズ」から始まり全国で34年間に合計43棟、首都圏では白金台や元麻布、松濤など高級住宅地の中でも希少立地で供給され計21棟、年ベースでみるとおおよそ1年に1棟前後しか供給されないブランドマンションです。

「グランドヒルズ南青山」の建設地

「グランドヒルズ南青山」の建設地

その44棟目となる「グランドヒルズ南青山」のモデルルームが9月からプレオープンしました。アドレスは、港区南青山7丁目。ブランドエリアとして人気の3A地区(青山・赤坂・麻布)内の高台のロケーションです。

「グランドヒルズ南青山」の建設地

「グランドヒルズ南青山」の建設地

東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道」駅から徒歩11分のロケーション。生活圏には、高級ブランド店や個性的なセレクトショップ、洒落たカフェやレストランなどが豊富にあり洗練されたこの場所ならではの暮らしを予感させます。

表参道周辺の街並み

表参道周辺の街並み

また、周辺には風格ある邸宅地として既存住宅地が広がり、周囲には、生活利便施設、医療施設、教育機関、公園や緑地、美術館など「医・職・住・遊・学」の揃った住環境です。現地周辺は既存の邸宅地が広がっており大型用地は少ないため、大規模マンション供給は限られています。

「グランドヒルズ南青山」ならではの立地の魅力として挙げられるのが、南側に住居系エリアが広がり隣接エリアの建物高さ制限が17mであること。「グランドヒルズ南青山」は、商業地域・第一種中高層住居専用地域に位置し一定の要件を満たすことで18階建て(本来は40mを60mまで緩和)を実現。全戸南向きとすることで、中上層階から開放的な景色を眺められます。

「グランドヒルズ」に相応しい意匠性の高い外観フォルム

「グランドヒルズ南青山」は、都心エリアとしては広大な1690.97平米もの敷地に地上18階建て地下2階建て総戸数115戸でつくられます。得難い立地だけに、過去の南青山アドレスで見ると18階建ては4番目の最高階数、総戸数115戸は5番目の規模となります。

「グランドヒルズ南青山」の完成予想模型

「グランドヒルズ南青山」の完成予想模型

モデルルームを訪ねて「グランドヒルズ南青山」完成予想模型を見て感じたのは、3A地区に相応しい意匠性の高い外観デザインであること。基壇部に天然石を貼ることで重厚感を演出。縦横のグリッドが強調されたシンメトリーな外観は、華やかさと上質さを届けます。

「グランドヒルズ南青山」の完成予想模型

「グランドヒルズ南青山」の完成予想模型

こだわりを感じるのは、六本木通りに面した北面のファサードデザイン。一定の車や人の通りがあり視認性が高い面でもあり、外構に植栽を配しつつ窓面と外壁タイルを組み合わせたモダンな印象に。2基あるエレベーターシャフトと階段部も丁寧にデザインされています。

最上階にはスカイラインを描くガラストップを、東西の妻側に開放的なガラスカーテンウォールを採用。気品に満ちたファサードが建物の存在感を際立てます。

「グランドヒルズ南青山」のプレゼンテーション

「グランドヒルズ南青山」のプレゼンテーション

シャッター付きの平置き駐車場(4台)と地下3段パズル式の機械式駐車場を設置し外観やセキュリティーに配慮。車路とエントランスのデザインを統一することで、高級ホテルのような演出です。

 

リビングの天井高約2.7m確保 約2.3m高のサッシから陽光と景色を愉しむ

「グランドヒルズ南青山」のモデルルーム

「グランドヒルズ南青山」のモデルルーム

住戸プランニングの秀逸さも「グランドヒルズ南青山」のモデルルームを見ると実感します。「グランドヒルズ」に相応しい専有空間とすべく、全戸南向けに加え一定の階高とすることでリビングの天井高約2.7mを実現。サッシ高も約2.3mしガラス手摺りを採用することで窓から開放的な景色が広がります。

現地は、標高約31mの高台に位置し、南側には高さ制限17mのエリアが広がるため、 都心中心部でありながらとても開放的。モザイク模様の街を眺めながら居心地の良い時間が過ごせそうです。

「グランドヒルズ南青山」のモデルルーム

「グランドヒルズ南青山」のモデルルーム

モデルルームのトーンは、世界のハイクラスの住宅の多くが採用する白基調をベースにしています。モデルルームでは、壁面や棚にダーク色を 入れ白色の膨張を締め、洗練された “シンプルエレガンス”な住空間づくりの例を提案しています。

バルコニーの両側は、パーテーションでなく壁でしっかりと境がつくられていて専有空間の独立性を強めプライバシーも守られます。基準階は、4戸1、3戸1エレベーターを採用していて北側からの採光が採れる住戸も目立ちます。なお、北面の窓は2重サッシを採用し防音性を高めています。

「グランドヒルズ南青山」のモデルルーム

「グランドヒルズ南青山」のモデルルーム

モデルルームを見学した実感したのが、天井高だけでなく景色の演出で得られる心地よさ。邸宅が立ち並び作品とも呼べる住宅やビルが眺められる場所は、早々出会えないでしょう。

販売対象となる住戸の間取りは、1LD・K~3LD・K、専有面積 41.52平米~120.12平米。価格は地域性を考えると主力の70平米台で1億台後半といったところでしょうか。

立地とブランドの期待値も高く、港区や渋谷区の居住者を中心に既に1000件近くの資料請求数。セカンドハウスとして1LD・Kタイプを検討する方もいるようです。全戸LDには天井カセット式エアコンを装備の丁寧な空間づくり。新たな3Aプロジェクトとしてますます注目を集めるのではないでしょうか。

六本木通り沿いという視認性の高い場所をプランニングで昇華させた「グランドヒルズ南青山」。令和元年を代表するマンションと言えるのではないでしょうか。

 

著者:岡本郁雄のマンションレポート(~2016年)