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「クラス青山」のモデルルーム見学レポート 港区北青山の25階建

「ののあおやま民活棟」の外観 マンション探訪記
「ののあおやま民活棟」の外観

表参道に程近く、青山通り周辺の広大なエリアで進む北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト。 同地区内の民活事業として、東京建物、三井不動産、三井不動産レジデンシャル、青山共創等がすすめてきた「ののあおやま民活棟」(25階建て)が誕生しました。その5階~25階の部分が「クラス青山」です。

「ののあおやま民活棟」は、老朽化した都営住宅団地である青山北町アパートを東京都が高層・集約化して建替え、創出した用地を活かし青山通り周辺エリアの拠点となる複合市街地を形成するプロジェクトの一つ。ハイグレードな賃貸レジデンス229戸を中心に、商業施設や保育所、地域交流施設、サービス付き高齢者向け住宅で構成されています。

「ののあおやま民活棟」には青山の豊かな自然を再生する約3500㎡の潤いのある大規模敷地が醸成され、建物・景観のデザイン監修には、新国立競技場の設計などに携わっている世界的に著名な建築家隈研吾氏が協力してします。

多彩なライフスタイルや居住ニーズに対応した賃貸住宅「クラス青山」は、全27プランで開放的な景色と上質な時間を届ける居心地のよい居住空間を提供。現地とモデルルームを訪ね現在募集中の賃貸住宅の魅力に迫ります。

約3500㎡の大規模緑地を創出 低層部を丘のようにデザイン

「ののあおやま民活棟」敷地内の散策道

「ののあおやま民活棟」敷地内の散策道

「ののあおやま民活棟」の街区の特徴は、都心にありながら約3500㎡の大規模な緑地を創出していること。ビオトープもあり豊かな自然が広がります。木材のチップも埋められた遊歩道は、クッションが効いて歩きやすい。都心とは思えない長閑な環境です。

緑地空間全体のデザイン監修は、株式会社ランドスケープ・プラスの平賀達也氏、樹種選定のアドバイザリーには、東京農業大学客員教授の濱野周泰氏が協力。明治神宮など計画地周辺の生態系や潜在植生に基づいた外構計画で持続可能な緑地空間を創生しています。

「ののあおやまショップ&レストラン」が入る予定の建物

低層部は「森の商店街」をコンセプトとした商業ゾーンがオープン予定

「ののあおやま民活棟」の低層部は商業ゾーン「ののあおやまショップ&レストラン」がオープン予定。2020年11月以降に順次開業していきます。1階には地域交流施設も設け、エリアマネジメントの拠点として活用。デッキ上の広場もありイベントなど交流スペースになります。

2階~4階にはサービス付き高齢者向け住宅「ツクイ・ののあおやま」。「クラス青山」は車寄せのある木調の庇と自然石の板で壁面を仕上げた上質なエントランスが迎えます。

「クラス青山」のエントランス

「クラス青山」のエントランス

周辺環境にマッチするように華美すぎない落ち着いたデザインです。

24時間有人管理体制 コンシェルジュを配置 テレワーク用の施設も

エントランスを抜けると華やかなロビーにつながります。奥のカウンターには、英語対応できるコンシェルジュが。タクシーやハイヤーの手配、共用施設の予約受付など居住者の暮らしをサポートします。

「クラス青山」のラウンジ

幾重にも折り重なるステンレス素材のカーテンが特徴のラウンジ空間

エントランスホールの吹抜け

エントランスホールの吹抜け

吹き抜けのあるエントランスホールは、和紙が貼られた壁紙と天井から吊るされたアートが天井照明・間接照明でとても華やかに。館内には随所にアートが設置されています。

1階のエレベーターホールは、重厚感あるタイルが間接照明でライトアップされ非日常感を演出。また、居住スペースが広がる各階は照明の明るさが抑えられた落ち着きある内廊下が広がります。

1階のエレベーターホール

1階のエレベーターホール

共用施設は、1階にフィットネスルームを用意。5階部分には、プライベートサロンやテレワークスペースが用意されています。緑が広がる眺めの良い立地なので、景色を楽しみながらお仕事や打ち合わせを行えます。

テレワークスペース

テレワークスペース

テレワークスペースには、個室ブースも用意されています。またコピー機やベンダーコーナーもあるので作業もスムーズです。

テレワークスペースの個室ブース

テレワークスペースの個室ブース

 

さらにプライベートサロンも用意されています。キッチン設備やテーブルも備えられ、パーティーなども開催可能です。

プライベートラウンジ

プライベートサロン

こちらも緑の景色が窓先に広がります。床は傷つきにくい硬いフローリングが施され、壁面に和紙を用いるなど上質な空間になっています。

プライベートラウンジ

プライベートサロン

広々とした空間はパーテーションで閉じることも可能で、打ち合わせなどにも利用できます。

屋上にルーフトップテラス 四方開けた都心の開放的な景色を楽しむ

屋上のルーフテラスからの眺望

屋上のルーフトップテラスからの眺望

屋上のルーフトップテラスからは、都心の景観を一望できます。原宿・新宿方面は住居地域が広がり高い建物が少なく開放的な景色が広がります。

 

 

屋上のルーフトップテラスからの眺望

屋上のルーフトップテラスからの眺望

また、六本木方面を見ると東京タワーの姿が目に入ります。ほかにも外苑前方面を見ると東京スカイツリーも視界に入ります。青山界隈は、高層レジデンスが少なくこうした都心の開放的な風景が見えることは、「クラス青山」に住まう魅力と言えるでしょう。

24階のモデルルーム

24階のモデルルーム

24階のモデルルームは、明治神宮外苑の森が視界に広がる立地。リビングからは、開放的な景色が望めます。天井は、折り上げで最高約3050mmの高さ。とても開放的です。

 

MH140Aタイプの間取り 専有面積 142.21㎡

MH140Aタイプの間取り 専有面積 142.21㎡

リビング、ダイニング、全居室には天井カセット式エアコンが設置されていて、スッキリした空間です。

 

MH140Aタイプのモデルルームの洋室

MH140Aタイプのモデルルームの洋室

キッチンは、独立型でコの字で広々。電子コンベックが設置されています。浴室は1822サイズとゆったりしています。

MH140Aタイプのモデルルーム

MH140Aタイプのモデルルーム

玄関前のホールもゆとりがあり、壁面にはピクチャーレールを設置。絵画が十分飾れるスペースがあります。

MH140Aタイプのモデルルームの玄関

MH140Aタイプのモデルルームの玄関

 

MH140Aタイプのモデルルーム

MH140Aタイプのモデルルーム

近景の住宅街が低層のため、居室やリビングからの眺望はより高さを感じます。

次に18階のモデルルームを見学。こちらも折り上げ天井の21.2畳大の開放的でスッキリしたリビング・ダイニングです。こちらのリビングダイニングの天井高は、約2850㎜となっています。

M80Bタイプの間取り 専有面積82.25㎡

M80Bタイプのモデルルーム 専有面積82.25㎡

M80Bタイプの間取り 専有面積82.25㎡

M80Bタイプの間取り 専有面積82.25㎡

M80Bタイプのモデルルーム

M80Bタイプのモデルルーム

 

次に8階のL50タイプのモデルルームを見学。天井高は、約2850㎜と高い。こちらも天井カセット式エアコンが設置されています。分譲マンションでも、この広さでリビング・ダイニングと居室がともに天井カセット式エアコンを設置しているケースはあまりないと思います。

L50タイプのモデルルーム

L50タイプのモデルルーム

L50タイプのモデルルーム

L50タイプのモデルルーム

L50タイプの間取り図 専有面積 51.71㎡

L50タイプの間取り図 専有面積 51.71㎡

 

最後に、地下の駐車場スペースへ。エレベーターでダイレクトに移動が可能。ウェイティングのスペースもきちんと確保されています。

地下の駐車場

地下の駐車場

アプローチには、壁画が据えられコリドーのような印象です。

地下の駐車場へのアプローチ

地下の駐車場へのアプローチ

 

最後に、「クラス青山」のスペルは、「CLASS」ではなく「KURASU」となっています。「クラス青山」の募集ガイドの隈研吾氏のコメントに「都会的な場所に別世界が隠れているのが青山」。「建築の全体構成だけではなく、ディテールや素材に至るまで、生命が感じられるものにした」とあります。

クラス青山の館銘板

クラス青山の館銘板

森を抱く住環境、商業施設が身近な生活利便性、開放的でゆとりある居住空間、テレワークなどもできる共用施設。分譲マンションにも勝る「暮らし」が此処にあります。

取材時点(2020年9月9日)の募集坪賃料は、1BEDROOM38.07㎡~81.94㎡ 23.3万円~68万円、2BEDROOM 70.02㎡~97.35㎡ 54万円~101万円、3BEDROOM 104.13㎡~142.21㎡ 89万円~146万円。229戸・27プランと選択の幅も広く当面は選べる状態です。商業施設のオープンがこれからですから賃貸住戸も当面は選べる状況です。都心の新たな住拠点として検討してみてはいかがでしょうか。

「ののあおやま民活棟 計画概要」
計画地:東京都港区北青山三丁目227番4
交通:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅徒歩5分
用途:1~2階 店舗・認可保育所・地域交流施設 、2~4階    サービス付高齢者向け住宅(特定施設入居者生活介護)(49戸)、5~25階 賃貸住宅(229戸)
敷地面積:7,895.01 ㎡
計画容積率:約316.7%
延床面積:約34,800㎡
構造/規模:鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造 地上25階 地下1階
建物高さ:約90m

設計:鹿島建設株式会社一級建築士事務所
施工:鹿島建設株式会社
外装デザイン監修:隈研吾建築都市設計事務所
ランドスケープデザイン監修:株式会社ランドスケープ・プラス
樹種選定アドバイザリー::東京農業大学客員教授 濱野周泰
着工:2018年3月1日
竣工:2020年5月28日

【編集後記】

港区北青山・青山と渋谷区神宮前が交わる「表参道」界隈は、青山通り沿いの商業ビルと裏側の住宅街と路地の組み合わせで、東京都心とは思えない華やかさと静けさと面白さのある街と文化を創ってきました。

表参道の街並み

表参道の街並み

その地に誕生する豊かな自然とスケールのある高層レジデンスは、新たなライフスタイルを生み出すのではないでしょうか。筆者は、2004年4月に神宮前4丁目に最初のオフィスを構えたこともあり、街を歩いて懐かしく感じるとともに表参道ヒルズを始め街の変化にも驚かされます。新国立競技場の完成など新たなスポットが誕生する北青山の賃貸レジデンス。都心賃貸の候補として検討してみてはいかがでしょうか。

【2020年9月25日 写真追加】