新築マンションポータルサイト「MAJOR7」(メジャーセブン=住友不動産・大京・東急不動産・東京建物・野村不動産・三井不動産レジデンシャル・三菱地所レジデンスの7社)は、全国のマンション購入意向者を対象に、「住んでみたい街アンケート」を実施しました。
MAJOR7を運営する参加7社の新築マンション購入意向のインターネット会員のうち、現在の住所地が首都圏(一都三県)・関西圏(二府二県)でアンケートを実施。首都圏 3,412人(男性 2,353人、女性 1,059人)関西圏 745人(男性 468人、女性 277人)回答者のうち、重複回答を排除し20歳以上の回答のみ集計しています。なお、調査期間は、2020年7月28日(火)~ 8月10日(祝月)です。
同調査は、2005年からスタートしており具体的にマンション購入を検討している方がアンケートに答えておりどういった街に注目が集まっているかの傾向が表れます。それでは、上位6位を紹介していきましょう。
おしゃれな「恵比寿」 便利な「目黒」 公園・商業の「吉祥寺」
2020年の「住んでみたい街ランキング」のトップ6は以下の通りです。住んでみたい理由も併記していますが、コチラは街ごとに上位の要素が異なりそれぞれの特徴が表れています。
1位「恵比寿」-おしゃれ、交通の便がよい、洗練されている
2位「目黒」-交通の便がよい、通勤に便利、日常生活に便利
3位「吉祥寺」-日常生活に便利、公園が多い、商業施設の充実
4位「自由が丘」-交通の便がよい、日常生活に便利、好きな沿線
5位「横浜」-商業施設の充実、交通の便がよい、日常生活に便利
6位「品川」-交通の便がよい、通勤に便利、今後の発展に期待
自由が丘の住みたい理由1位が「交通の便が良いから」は、意外な結果。かつてのお洒落なイメージから「渋谷」や「二子玉川」「恵比寿」にアクセスしやすい拠点性の高さが評価されています。
また「横浜」は、再開発で商業ビルが誕生しているので「商業施設の充実」といった街の強みがより一層強化されています。
6位の「品川」では、「今後の発展が期待できる」が理由の3位にランク。他の街には10位以内の理由に上がっていない項目で、リニア中央新幹線や高輪ゲートウェイの再開発など街の将来性への期待がとても大きいのでしょう。
トップ30位内に千葉県、埼玉県なし 城東は「豊洲」のみ 西高変わらず
トップ30位の街の顔ぶれを見ると「中目黒」や「代々木上原」がランクアップ。11位~では、「四ツ谷」「代官山」「麻布十番」「豊洲」が前年よりも順位を上げています。また前年の20位以内からは「鎌倉」「目白」「武蔵小杉」が20位超にランクダウンしています。
30位までのランキングを見て気づいたのは、都心近郊エリアと都下・神奈川の西側エリアに上位の街が限られているということ。30位までに埼玉県、千葉県の街はランクに入っていません(新浦安が35位、浦和が37位)。
トップ30の街のマンション相場はおおよそ坪400万円~800万円程度。誰もが住みたいと思うような街は、価格も相応なものになってくるということでしょう。また、20位前後のポイント数を見るとそれ程大きな大差はありません。住んでみたい街もそれだけ多様化しているということでしょう。
住んでみたい街と、本当に住みやすい街が一致するとは限りません。まずは、自分のライフスタイルや価値観を見極めつつ、本当に暮らしやすい街を探してみてはいかがでしょうか。
【参考記事】
天井高2.62m超「プラウド恵比寿ヒルサイドガーデン」の魅力
カフェやスーパーも併設「プラウドシティ吉祥寺」全678邸の魅力
「四ツ谷」駅3分「ザ・レジデンス四谷」のモデルルームと好調要因
【編集後記】
上位の顔ぶれでは、目黒がここ数年目立つようになってきました。もともと、目黒界隈は歌川広重の名所絵にも描かれているように江戸時代からの景勝地。駅前の再開発が進んだことで懐かしさと新しさが良いバランスでミックスされていますね。
四ツ谷や代官山が上位にきているのは、目黒と同様に中心にアクセスしやすい暮らしやすい場所だからでしょう。都心の再開発は、これからも続くので順位変動も大きく起きるかもしれませんね。