「JR小岩駅北口地区第一種市街地再開発事業」の権利変換計画が2021年7月26日に認可されました。総武線「小岩」駅北口で施行される住宅・商業・業務・保育所のミクストユースプロジェクト。三井不動産レジデンシャル株式会社と日鉄興和不動産株式会社が、権利者とともに推進しています。プロジェクトの概況を紹介します。
【事業概要】
事業名 JR小岩駅北口地区第一種市街地再開発事業
施行者 JR小岩駅北口地区市街地再開発組合
所在地 東京都江戸川区西小岩1丁目地内
区域面積 約 2.0ha
敷地面積 約 8,678 ㎡
延床面積 約 94,709 ㎡
主要用途 住宅、商業・業務、保育所
住宅戸数(予定) 約 730 戸
事業推進コンサルタント 株式会社アール・アイ・エー
特定業務代行者 三井住友建設株式会社
参加組合員 三井不動産レジデンシャル株式会社、日鉄興和不動産株式会社
小岩駅徒歩2分に広がる約2㏊ 駅周辺で3つの再開発事業が進行
同プロジェクトは、JR 総武線「小岩」駅北口徒歩2分に位置した約 2ha の区域。「小岩」駅周辺は、幅員の狭い道路や老朽化した木造建物が密集し災害時の危険性が高い状況にあり、コミュニティを維持するための若い世代が減少しています。このような背景から、駅周辺地区のまちづくり基本方針が策定され、現在 3 つの地区で市街地再開発事業が推進されています。
同プロジェクトでは、北口駅前に路線バスやタクシーの乗入れが可能となる約 6,100 ㎡の交通広場を整備。さらに、地下には公共駐輪場を設けることで、北口の交通の結節点として、利便性の高い駅前空間を実します。
駅からペデストリアンデッキで直結する地上 30 階地下 1 階建の建物には、約 730 戸の住宅と商業・業務・保育所を設け、駅北口の顔となる新たな魅力を創出します。
建物には、中間免震構造の採用や、防潮板・防災備蓄倉庫の設置等により安全性を高めることに加え、高断熱性能や屋上緑化・壁面緑化、雨水の再利用、太陽光発電パネル、電気自動車への対応等、サスティナブルな社会の実現に向けた取り組みを実施。2027年の竣工を目指し事業が進められます。
【プロジェクトの特徴】
・JR 総武線「小岩」駅前の約2ha の再開発事業
・駅前広場と、地上 30 階地下 1 階建、約 730 戸の共同住宅・商業・業務・保育所の一体開発により、多世代が快適に暮らせる生活環境を整備
・低層部(商業)の屋上に広場やデッキテラスを整備
・防災広場や屋上広場は災害時に避難場所として機能し、安全安心のまちづくりに貢献
●スケジュール(予定)
2008 年 2 月 :北口駅前地区勉強会発足
2015 年 5 月 :準備組合設立
2018 年 7 月 :市街地開発事業の都市計画決定
2020 年 1 月 :「JR小岩駅北口地区市街地再開発組合」設立・事業計画認可
2021 年2月 :事業計画変更認可(施工計画・資金計画等)
2021 年 7 月 :権利変換計画認可
2022 年 3 月 :工事着工(予定)
2027 年 1 月 :建物竣工(予定)
2027 年~2030 年 :北口交通広場整備(予定)
2031 年 :事業完了(公共施設工事完了)(予定)
※ 記載内容は予定であり、今後変更となる可能性有。