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「はじめてのマンション購入成功させる完全ガイド 2021-2022」

はじめてのマンション購入 成功させる完全ガイド 2021-22 ニュース&トピックス
はじめてのマンション購入 成功させる完全ガイド 2021-22

ほとんどの人にとって、マイホームは人生で最も大きな買い物です。筆者もマンションに住んでいますが、人生でこれより大きな買い物をすることは、恐らくないでしょう。

不動産関連の仕事を長いことやってきて、気づいたのは『不動産をたくさん見た人が、必ずしも理想の住宅を購入できているわけではない』というコトです。もちろん、「家は3回建てると良い家が建てられる」と言われるように、何回も家を住み替えれば理想の住宅に近づけます。

しかし、購入時や売却時の諸費用を考えると、2回、3回はまだしも6回、7回と住宅を住み替えるのは得策ではありませんし、子供や家族にとって必ずしも良いことではありません。

江戸時代の絵師である葛飾北斎は93回引っ越したと言われています。借家に住むことが当たり前だった時代でも多いとされていますが、北斎のような人気絵師だからできること。何度も自宅を住み替えるのは、お金が十分にありかつ自由度の高い暮らしが出来る独身貴族のような人の特権なのかもしれません。

持ち家の約8割が満足・まあ満足 約2割が不満・多少不満

平成30年住生活基本調査 住宅の満足度(持ち家)

平成30年住生活基本調査 住宅の満足度(持ち家)

国土交通省が5年ごとに実施している「住生活基本調査」によれば、2018年の持ち家の人の現在の住まいの満足度は、「満足」と答えた人が24%、「まあ満足」と答えた人が55.7%とあり持ち家の人の実に約8割(79.7%)の人が今の住まいに満足しています。満足の度合いは、調査回数ごとに高まっており良質な住宅ストックの形成が図られていることを示しています。

しかし、残念ながら「非常に不満」、「多少不満」と思っている人も約2割(19.9%)存在します。不満の解消のために住み替えが出来ることが望ましいでしょうが、住宅ローンの残債があることや様々な事情で住み替えできない人もいます。

「はじめての住宅購入に失敗はつきもの」では、済まされません。中でも、マンション購入は近年、全国的に価格上昇が続き多額の住宅ローンを組む必要があります。とはいえ、はじめてのマンション購入のときは住宅ローンやどんな諸費用がかかるのかなど知識が不足しがちです。

知識を補い失敗を防ぐマンション本の購入  定価1400円(税込)

こうした、知識を補うためにおすすめなのがマンション購入の知識が得られる本を購入することです。マンションに関する知識は、新築マンションのモデルルームを複数回見学すれば得られますが、今は中古マンションと並行して検討する人も多い。また、住宅ローン控除などの支援策も年々変わるのでタイムリーな情報が必要です。そうした知識を得るのにおすすめの本が、日刊現代が2021年5月11日に発売した『はじめてのマンション購入成功させる完全ガイド 2021-2022』です。

『はじめてのマンション購入成功させる完全ガイド 2021-2022』(Amazon サイトへ)

ページ数が、110ページ強と短時間でも読みやすいボリューム。住宅ジャーナリストの山下和之氏をはじめ、SUUMOの編集長である池本洋一氏、マンショントレンド評論家の日下部理絵氏など専門家の寄稿も。

主な章立ては、1.住宅取得支援策、2.新築マンション購入の基本情報、3.中古マンション購入の基本情報、4.住宅ローン、5.世代別購入シミュレーション、6.税金と諸費用となっています。

マンションを購入する前に知っておきたい内容が盛り込まれています。「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」は、孫氏の兵法に出てくる言葉です。まずはマンション購入に必要な知識を身につけ、自分たち家族が「どんな暮らしをしたいか」を思い描いて理想のマンション購入を実現してください。

今は、低金利で住宅ローンが組みやすくマンション購入がしやすいタイミング。筆者が社会人になったばかりの平成初期は、金利7%を超える住宅ローンを組んでいた人もいました。今思えば、自己資金が少なければ、金利を払うために住宅を買っているようなものでした。

当時に比べれば、今は税制面でも住宅ローンの面でも数段マンションが購入しやすい環境です。また、設備仕様も当時よりも格段に上がっており、良質な中古マンションストックも増え続けています。筆者も寄稿していますので、マンション探しのヒントにぜひご活用ください。

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【編集後記】

筆者も子供の誕生を機にマンションを購入。延べ3,000件以上のマンションを見学してきましたが、大きな購入だけに悩みました。結果的に、ずっと住みたいと思えるマンションに出会え、50歳で住宅ローンも完済できました。良い決断ができたのは、知識だけでなく「自分たちがどんな暮らしをしたいか」を思い描けていたからです。

仮に、ローン完済後40年住むと考えると1年間100万円の家賃効用でも合計4,000万円。一般的な退職金の2倍近くの金額です。これなら、資産寿命も伸ばせ長寿社会も楽しく生きられるでしょう。

まとまった知識は本を読めば得られます。インターネットで情報が溢れている時代だからこそ整理された情報を本で得ることをおすすめします。100人いれば100通り、1000人いれば1000通りの生き方があり、どれも正解だと思います。

マンション派、戸建て派も、家族構成や住む地域、ライフスタイルや職業、年齢によって違ってくるのは当然です。資産価値にこだわりすぎて、何度も住み替えをせざるを得ないようなことは、できれば避けたいものです。自分たちの住まいについては「答えを教えてもらうのではなく、自分たちで創る」ものです。ぜひ、知識を得つつ家族の住まいの正解を創ってください。