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1,000 ㎡超の小川のある中庭を配し自然との共生への取り組み 「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」竣工

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」の外観(筆者撮影) マンション探訪記
「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」の外観(筆者撮影)

三菱地所レジデンス、三菱倉庫が分譲した東武東上線「大山」駅徒歩 7 分、敷地面積 5,200 ㎡超、総戸数187 戸の大規模分譲マンション「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」が竣工した。メガターミナル「池袋」駅から直通 3 駅 5 分の好アクセス。小川を配した 1,000㎡超の中庭を有し、まとまりのある緑地で自然との共生を図るとともに、既存の樹木や蔵、井戸、母屋などを活かすことで、旧敷地で築かれてきた歴史を継承している類を見ないプロジェクト。現地を訪ね、その魅力を紹介する。

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」の中庭の楠木(筆者撮影)

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」の中庭の楠木(筆者撮影)

既存樹木を引き継ぎ、蔵や井戸、母屋などを共用施設に活かして歴史を継承

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」の中庭「翠園」とマルチルーム「蔵」(筆者撮影)

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」の中庭「翠園」とマルチルーム「蔵」(筆者撮影)

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」の分譲開始は、2021年11月。おおよそ1年後の2022年11月ごろには、全戸に申込が入っており引渡しよりも1年前に完売した人気物件だ。大正時代に建てられた家や蔵、樹木がありその土地の歴史を継承することで、ほかに類を見ないマンションが誕生している。建物内部に入ると、新しさの中に懐かしさを感じ居心地の良さを感じるのは筆者だけではないだろう。既存の蔵や建物を再生することで、より洗練された空間になっていることが面白く感じた。

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」の中庭とアプローチ(筆者撮影)

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」の中庭とアプローチ(筆者撮影)

 

■「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」の特長
1,000 ㎡超の中庭で自然との共生への取り組み
5,200 ㎡超の敷地に、小川を配した緑溢れる 1,000 ㎡超の中庭「翠園」を設置。中庭「翠園」では、生きものに優しい工夫を施したレインガーデンを設け、まとまりのある緑地で自然との共生への取り組みを積極的に導入。憩いの場となる屋上庭園も設置している。四季折々の植栽に鳥や虫が訪れ、自然な風景が織りなされる庭園となっている。生物多様性の保全には、三菱地所レジデンスの SDGs に貢献する取り組み「BIO NET INITIATIVE(ビオネット・イニシアチブ)」を導入。一般社団法人いきもの共生事業推進協議会(略称 ABINC)が主催する第 3 回 ABINC賞「優秀賞」を受賞。

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」の中庭とラウンジ(筆者撮影)

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」の中庭とラウンジ(筆者撮影)

 

既存樹木や蔵、井戸、母屋など旧敷地の歴史継承
旧敷地にあった樹高 10m を超えるクスノキ 2 本を既存樹木としてそのまま残している。また、大
山福地蔵尊脇に位置する樹高 12m のソメイヨシノ 1 本も現状の場所に保存。既存樹木のカキ、ヤエザクラは移植を行っている。

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」のグランドサロン「景」(筆者撮影)

歴史を継承する共用空間も注目ポイント。1,000 ㎡超の中庭、大きなガラス越しに雄大な庭園が見えるグランドサロン「景」、大胆なスイートルームとして設計され、ジャグジーバスでくつろぎながら庭園風景を眺められるゲストルーム「泉」、旧家の母屋を移設しリデザインしたコモンハウス「和」、外観は古き良き既存の蔵を活かしたマルチルーム「蔵」といった、それぞれが中庭に面する 4 つの共用空間を用意している。

・ゲストルーム「泉」・・・スイートルームとして設計され、ジャグジーバス、広々したキッチンなど贅沢な空間を有す。

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」のゲストルームのジャグジー(筆者撮影)「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」のゲストルームのジャグジー(筆者撮影)

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」のゲストルームのジャグジー(筆者撮影)

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」のゲストルームのキッチン(筆者撮影)

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」のゲストルームのキッチン(筆者撮影)

 

・コモンハウス「和」・・・旧家の母屋を移設しリデザイン。予約制ではなくフリースペースとし、自然発生的なコミュニケーションが広がる居心地の良い空間に。

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」のコモンハウス「和」(筆者撮影)

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」のコモンハウス「和」(筆者撮影)

 

・マルチルーム「蔵」・・・外観は古き良き既存の「蔵」を活かし、建物内には、プロジェクターや共用 Wi-Fi を完備した多目的空間。リモートワーク、楽器の演奏、映画鑑賞や瞑想も楽しめる空間。

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」のマルチルーム「蔵」の内部(筆者撮影)

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」のマルチルーム「蔵」の内部(筆者撮影)

 

交通利便性の高さと再開発による将来性
メガターミナル「池袋」駅へ直線距離で約 2.5km 圏。東武東上線で 3 駅直通 5 分。自転車でも川越街道を利用すればスムーズなルートで移動が可能な交通利便性の高い立地。周辺には、ハッピーロード大山商店街をはじめ、充実の商業施設が並び、公園や病院・文化会館などの公共施設等、生活利便施設も多く存在、さらに複数の再開発も進められており、将来性の高い立地だ。

 

ハッピーロード大山商店街(筆者撮影)ハッピーロード大山商店街(筆者撮影)

ハッピーロード大山商店街(筆者撮影)

 

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」ほど、敷地の持つポテンシャルを活かしたプロジェクトを見たことがない。既存の樹木を活かし中庭を設けるため、工期は通常よりもかかっておりその分コストもかかっているはずだ。経済合理性だけを考えるとこうしたプロジェクトは生まれにくいが、結果的に唯一無二のマンションが提供できており、資産性という面ではプラスになっていると思われる。

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」の中庭の社(筆者撮影)

「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」の中庭の社(筆者撮影)

新たな都市開発の手法としても、「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」は、これからも注目されるのではなかろうか。

 

参考情報 「ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」販売結果について
【販売の概要】
・総販売戸数 185 戸
・販売開始時期 2021 年 11 月
・販売価格 5,698 万円~15,990 万円
・住戸専有面積 57.76 ㎡~117.62 ㎡
・間取り 2LDK~4LDK
・総問い合わせ件数 4,230 件
・総来場件数 1,290 件
【顧客の特徴】
・居住地 東京都板橋区 29.3%、東京都豊島区 10.3%、東京都練馬区 6.0%、他
・年齢層 30 代 41.9%、40 代 20.1%、20 代 14.1%、50 代 12.5%、他
・職業 会社員 67.4%、会社役員 9.2%、医師・弁護士 4.9%、公務員 3.8%、他
【評価ポイントについて】
①「再開発に対する資産性」、「大山駅徒歩 7 分」、「池袋 3 駅 5 分」、「ハッピーロード商店街徒歩 1 分」の立地性 ②中庭やジャグジー付ゲストルーム、地下駐車場、蔵など、高級感を意識しつつも歴史の系譜をテーマとした唯一無二の商品であること