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「Brillia新百合ヶ丘」 電力を実質100%再エネ化 太陽光オンサイトPPAと高圧一括受電を活用した割安な電力を専有部・共用部に供給

Brillia新百合ヶ丘の外観イメージ ニュース&トピックス
Brillia新百合ヶ丘の外観イメージ

東京建物株式会社と株式会社つなぐネットコミュニケーションズは、東京建物の新築分譲マンション「Brillia新百合ヶ丘」(地上6階建て、総戸数79戸、2025年4月竣工予定)の専有部・共用部の電力につき、「Brillia」初となるオンサイトPPAモデルによる太陽光発電と、再生可能エネルギーと見なした電力(非化石証書をもつ環境価値を内包した電力)の高圧一括受電方式を併用して、実質100%再生可能エネルギー化する。

※PPAとは「Power Purchase Agreement(電力販売契約)」の略。今回、管理組合が提供する屋根に太陽光発電設備の所有、管理を行うPPA事業者(つなぐネット)が設置した太陽光発電システムで発電された電力をマンションへ有償供給する仕組み。

 

※非化石化証書とは、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーや、原子力発電といった「非化石電源」で発電された電力が持つ「二酸化炭素(CO2)を排出しない」という環境価値の部分を分離して、取引ができるように証書化したもの。(本件においては、PPAで発電された電力はピュアな再生可能エネルギーだが、PPAだけでは夜間含めた全ての電力を賄いきれないため、非化石証書を購入することで、このマンションで使用している電力が、CO2を排出しない電力を使用しているとみなすことができる。)

 

 

今回、つなぐネットがPPA事業者となり、太陽光発電による電力をマンション共用部および専有部に供給するとともに太陽光発電で賄いきれない電力を高圧一括受電方式にて供給する。つなぐネットの「Msmart(エムスマ)電力一括受電サービス」を活用。再エネと見なした電力を従来よりも割安にマンションに供給する。

また、脱炭素社会への先進機能も備えた物件として、住棟で「ZEH-M Oriented(ゼッチ・マンション・オリエンテッド)」、全住戸で「ZEH Oriented(ゼッチ・オリエンテッド)」の基準を満たすBELS認証、低炭素建築物の認定も取得。CO2排出削減にも貢献する。

分譲マンション「Brillia」初 オンサイトPPAモデルによる太陽光発電を導入

実質100%再生可能エネルギー化の仕組みのイメージ

実質100%再生可能エネルギー化の仕組みのイメージ

マンションの特長として、 分譲マンション「Brillia」初となるオンサイトPPAモデルによる太陽光発電を導入。 再エネと見なした電力の高圧一括受電方式併用により、マンションの電力を実質100%再エネ化するとともに、割安に供給する。 住棟で「ZEH-M Oriented」、全住戸で「ZEH Oriented」、低炭素建築物の認定も取得するなど、CO2排出削減にも貢献していく。

電力の実質100%再エネ化の仕組み等は、次のようになっている。 つなぐネットが自家消費可能かつPPAが成り立つ太陽光発電設備を建物屋上に設置。 太陽光発電で賄いきれない電力は、「Msmart(エムスマ)電力一括受電サービス」による再エネと見なした電力にて供給する。

「Msmart(エムスマ)電力一括受電サービス」とは、つなぐネットが地域電力会社等から高圧電力を一括購入し、マンション内の変電設備で低圧に変換して各住戸専有部に供給することで、各住戸の電気料金を削減するサービス。今回、つなぐネットは再エネと見なした電力を一括購入する。 停電時には、太陽光発電を自立運転に切替え、スマートフォン・モバイルバッテリー等への給電も可能。(昼間・好天時。共用部の所定のコンセントのみ、利用は管理組合の運用ルールによる)。つなぐネット提供の全戸一括インターネット接続サービスと各住戸に設置したスマートメーターにより、インターネットを通じて電気使用量を確認できる電力の「見える化」も実現している。

居住者の主なメリットとしては、 高圧一括受電方式により、通常電力の個別契約よりも基本料金、電力量料金が廉価に。 オンサイトPPAモデルのため、居住者は太陽光発電設備の設置費用や維持管理費用が不要となる。また、家庭の電気使用量・料金の「見える化」サービスが利用でき、気軽に節電にチャレンジも可能。 停電時の場合、太陽光発電を自立運転に切替えることで、スマートフォン・モバイルバッテリー等への充電が可能だ(昼間・好天時。共用部の所定のコンセントのみ、利用は管理組合の運用ルールによる)。また、 電力が実質100%再生エネルギー利用となるため、居住者もCO2削減に貢献できる。

再生可能エネルギーと見なした電力による高圧一括受電方式は有期契約(1年毎)。解約となった場合は、再生可能エネルギーと見なした電力でない通常の高圧一括受電方式での供給となる。

 

<Brillia新百合ヶ丘概要>
所在地    : 川崎市麻生区東百合丘4-35-1(住居表示)
交通     : 小田急小田原線「新百合ヶ丘」駅徒歩18分
敷地面積   : 約2,930㎡
延床面積   : 約6,732㎡
構造・階数  : 鉄筋コンクリート造地上6階建て
設計・施工  : 飛島建設株式会社
デザイン監修 : アーキサイト メビウス株式会社
竣工     : 2025年4月(予定)
引渡     : 2025年6月(予定)
総戸数    : 79戸
間取り    : 2LDK+S~4LDK
専有面積   : 69.38㎡~90.11㎡

Brillia新百合ヶ丘の現地案内図(出典 公式ホームページ)

Brillia新百合ヶ丘の現地案内図(出典 公式ホームページ)

 

2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、2025年度に住宅を含めた省エネ基準への適合義務化
、遅くとも2030年までに省エネ基準をZEH・ZEB基準の水準の省エネ性能に引き上げ・適合義務化が進められている。地球温暖化は、一朝一夕では、解決できない課題ではあるが2025年ごろには、こうした取り組みが当たり前になるかもしれない。