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「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」発表 

北海道最高層ツインタワー「ザ・札幌タワーズ」モデルルーム見学

「ザ・札幌タワーズ」の完成予想模型 マンション探訪記
「ザ・札幌タワーズ」の完成予想模型

株式会社大京を幹事会社とする事業者5社による北海道札幌市で開発中の「ザ・札幌タワーズ」
(地上 30 階建て、総戸数 394 戸)のマンションギャラリーを見学した。「ザ・札幌タワーズ」は、ウエストタワー、イーストタワーの 2 棟で構成される北海道最高層のツインタワー型分譲マンション。同じ開発区画内には都市公園・商業施設・ホテルなどの開業も予定されている。プロジェクトの詳細をレポートする。

2030 年度末の開業を目指す北海道新幹線「札幌」駅の改札も身近に

「ザ・札幌タワーズ」は、JR 函館本線「札幌」駅、札幌市東豊線・南北線「さっぽろ」駅から徒歩6 分の地上 30 階建て、総戸数 394 戸のツインタワーレジデンス。 2030 年度末までの開業を目指す北海道新幹線「札幌」駅の改札にも至近となる予定の場所だ。

間取りは、1LDK~4LDK(42.71 ㎡~121.30 ㎡)の全 44 タイプのバリエーション。共用施設に入居者専用の「スカイラウンジ」などを設けるなど、ホテルライクな生活を提案している。建物には、隣接地の「北海道熱供給公社・中央エネルギーセンター」で生成した高温水を一括供給。暖房・給湯などのエネルギーをまかなうことで大幅な省エネを実現する「地域熱供給」や、電力系統の停電時でも北海道ガス株式会社の本社でガス発電された電力が自営線により利用可能となる「電力自営線供給」を採用。非常時にも安心だ。

「地域熱供給」「電力自営線供給」概念図

「地域熱供給」「電力自営線供給」概念図

また北海道で初めて「長期優良住宅」の認定をタワーマンションとして受けたほか、「ZEH-M Oriented(ゼッチ・エム・オリエンテッド)」や「低炭素認定住宅」などの認証を取得するなど、災害時のレジリエンスと環境配慮に特化している。なお、 2022 年 9 月現在、地上 30 階建てのツインタワー型分譲マンションは北海道内で最高層となる。(事業者 5 社調べ)。

北海道におけるビジネスや文化の起点となる場所 ニセコも新幹線で近くに

徒歩圏内には「大丸札幌店」や「札幌ステラプレイス」など大型の商業施設が充実。JR「札幌」駅からは地下歩行空間を通って「大通」エリアや「すすきの」エリアへも、雪や雨に濡れずに徒歩でアクセス可能。

「ザ・札幌タワーズ」の建設地(筆者撮影)

「ザ・札幌タワーズ」の建設地(筆者撮影)

また、2030 年度の延伸開業を目指す北海道新幹線「札幌」駅は、物件近くに建設される予定。開業すればニセコのある倶知安など道内各地や他エリアのアクセスも向上する。延伸計画を契機に、駅直結の大型複合ビルなど再開発計画も複数進行中で、今後の発展が期待される。

札幌駅周辺

札幌駅周辺

大規模複合開発プロジェクト  住宅・都市公園・商業施設・ホテルを整備

大規模複合プロジェクトであり、区画南側に配した 2 棟の分譲マンションのほか、西側には四季を彩る植栽に噴水や遊具などを設けた広さ約 2,500 ㎡の都市公園、北側には 2024 年開業予定のホテル、さらに建物 1 階およびホテルには、商業施設が出店予定だ。

間取りは、ウエストタワー、イーストタワーともに 1LDK~4LDK(専有面積 42.71 ㎡~121.30 ㎡)で、全 44 タイプを用意。各棟 20 階に入居者専用の「スカイラウンジ」を設置。内廊下設計を採用し、ホテルライクな生活を提案している。

本物件で採用されている「地域熱供給」とは、高温水などのエネルギーを一カ所で生成し、街や建物に供給するシステム。本区画の隣地にある「北海道熱供給公社・中央エネルギーセンター」にて、排熱や再生可能エネルギーを燃料に高温水を生成、導管を通じてマンション内に供給することで、暖房や給湯に使うエネルギーをまかなう。個々の建物で熱源設備を設置する「個別熱源方式」に比べ、「地域熱供給」は省エネ性などに優れる。

また、「電力自営線供給」とは、大手電力会社以外の電気事業者が、自ら敷設した電線により、電力供給を行うもの。北海道電力の停電時でも、北海道ガス株式会社の本社にて中圧ガスで発電された電力が地中の自営線を経由し供給が可能になることで災害時のレジリエンスを強化する。都市型の発電所からマンションへの自営線で電力が供給される事例は全国初 となる。

また、北海道のタワーマンションで初の「長期優良住宅」や、「低炭素認定住宅」の評価を受けたほか、住棟全体で ZEH-M Oriented 仕様を採用。「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」による第三者認証でも最上級の五つ星を住棟全体で取得している。床、壁、天井部分に高断熱材を採用。窓には Low-E 複層ガラスを使用することで、室温の変化を抑え、また高効率設備である高断熱浴槽や LED 照明を採用することで大幅な省エネ(省エネ基準比 24%削減)を実現する。

物件概要
所 在 地:北海道札幌市東区北六条東 2 丁目 1-29(地番)
交 通:JR 函館本線「札幌」駅徒歩 6 分(ウエストタワー)、徒歩 7 分(イーストタワー)
札幌市東豊線・南北線「さっぽろ」駅徒歩 6 分(ウエストタワー・イーストタワー)
構造・規模:鉄筋コンクリート造、各地上 30 階建て
総 戸 数:394 戸(ウエストタワー197 戸、イーストタワー197 戸)
専有床面積:42.71 ㎡~121.30 ㎡
間 取 り:1LDK~4LDK
着 工 日:2022 年 5 月 23 日(ウエストタワー)2022 年 7 月 15 日(イーストタワー)
竣 工 日:2025 年 3 月下旬予定(ウエストタワー)2025 年 7 月下旬予定(イーストタワー)
入居開始日:2025 年 3 月下旬予定(ウエストタワー)2025 年 8 月上旬予定(イーストタワー)
設 計:西松建設・企画設計事務所オルト設計共同企業体
施 工:西松建設株式会社
売 主:株式会社大京、京阪電鉄不動産株式会社、ミサワホーム北海道株式会社、大和ハウス工業株式会社、株式会社キムラ
U R L:https://lions-mansion.jp/MB151014/

 

モデルルームは、71.30㎡のEHタイプと94.09㎡のWJタイプの2タイプを用意。タワーマンションならではのワイドフロンテージを活かしたワイドスパンプランでコーナーサッシの採用など開放感溢れる間取りプランだ。間取りの自由度も高く、WJタイプでは、4LDKを1LDKにカスタマイズしている。なお、リビングと洋室の天井高は、3階から27階が2.5m、28階から30階が2.6mとなっている。

「ザ・札幌タワーズ」のモデルルームのリビングダイニング・キッチン

「ザ・札幌タワーズ」のモデルルームのリビングダイニング・キッチン

「ザ・札幌タワーズ」のモデルルームのキッチン

「ザ・札幌タワーズ」のモデルルームのキッチン

「ザ・札幌タワーズ」のモデルルームのリビングダイニング

「ザ・札幌タワーズ」のモデルルームのリビングダイニング

 

広域からの注目度が高い札幌市の駅近マンションでもあり、北海道以外からの購入が4割を超えている模様。供給済みの住戸の7割以上は成約済み(2月上旬時点)で売行きは堅調なようだ。

札幌市のある石狩平野は、北海道ボールパークの開業や半導体工場の進出もあり2023年の地価公示で上昇率トップ10のすべて占めた。インバウンド需要も回復する中で北海道新幹線というインフラ整備もあり、今後さらに注目を集めるのではなかろうか。