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都心高級賃貸レジデンス『リビオレジデンス西麻布』が竣工。その内部をレポート。

「リビオレジデンス西麻布」の外観(筆者撮影)「リビオレジデンス西麻布」の外観(筆者撮影) マンション探訪記
「リビオレジデンス西麻布」の外観(筆者撮影)

日鉄興和不動産株式会社が企画する港区西麻布 4 丁目に都心高級賃貸レジデンス「LIVIO RESIDENCE(リビオレジデンス)」シリーズの第 1 号物件となる『リビオレジデンス西麻布』が竣工した。

「LIVIO RESIDENCE(リビオレジデンス)」は、同社が展開するリビオブランドにおける最高級賃貸マンションの位置付け。近年の分譲マンションの価格高騰を背景に、多様化する住宅市場ニーズに対応すべく、住まい選びの選択肢として新たな賃貸マンションブランドを展開していく。

「LIVIO RESIDENCE(リビオレジデンス)」は、利便性に優れた都心において、デザイン性と居住性を兼ね備えた高級賃貸レジデンスとして、多様なライフスタイルに対応する商品を提供。国際感覚に秀でた会社員・会社経営者・士業(ライセンサー)をターゲットとし、普遍的なデザイン、上質かつ使いやすく、プライベート性を重視した「住まい」とし、すっきりときめ細やかで上品であることを目指している。現地を訪ねその魅力を紹介する。

 

「リビオレジデンス西麻布」の32階パーティールーム(筆者撮影)

「リビオレジデンス西麻布」の32階パーティールーム(筆者撮影)

地上 32 階建て、総戸数 150 戸のタワーレジデンス 平均専有面積77㎡台

「リビオレジデンス西麻布」のルーフトップテラス(事業者提供)

「リビオレジデンス西麻布」のルーフトップテラス(事業者提供)

『リビオレジデンス西麻布』は、西麻布交差点から程近い西麻布4丁目の高台に位置し、地上 32 階建て、総戸数 150 戸、延床面積約19,100 ㎡のタワーマンションだ。

「リビオレジデンス西麻布」のエントランスホール(筆者撮影)

「リビオレジデンス西麻布」のエントランスホール(筆者撮影)

共用部は2階にラウンジ・共用バルコニー、ミーティングルーム、4階にはフィットネスジム、最上階には2種類のパーティールームと都心の夜景が一望できるルーフトップテラスを提案。ソフトサービスとしては、バイリンガルコンシェルジュを採用しており、外国籍居住者の生活をサポートする。

「リビオレジデンス西麻布」のエントランスファサード(筆者撮影)「リビオレジデンス西麻布」のエントランスファサード(筆者撮影)

「リビオレジデンス西麻布」のエントランスファサード(筆者撮影)「リビオレジデンス西麻布」のエントランスファサード(筆者撮影)

また、敷地の約 51%の豊かな緑量を誇る公開空地として、武家屋敷の屋敷林をモチーフに整備。その他にも LOW-E ペアガラスの採用やエネルギー効率の高い床暖房を複数室に設けるなど環境負荷を軽減する計画に。BELS5 スター、ZEH-M Oriented などの外部評価機関の評価も多数取得している。また、これらの取り組みが評価され、一般社団法人環境共創イニシアチブの令和4年度超高層 ZEH-M(ゼッチ・マンション)実証事業並びに一般財団法人民間都市開発推進機構の共同型都市再構築業務に採択されている。

「リビオレジデンス西麻布」の2階テラス(筆者撮影)「リビオレジデンス西麻布」の2階テラス(筆者撮影)

「リビオレジデンス西麻布」の2階テラス(筆者撮影)

リビオブランドのマンションに導入してきた「リビオ AI スマート管理」アプリを最高級賃貸マンシ
ョンに相応しい居住体験を提供するため大幅なアップデートを実施。今回のアップデートで、IoT 機能、共用施設の予約機能、宅配ボックスとの連動機能などの新機能が搭載されたことに加え、国際色豊かな居住者へのサポートも拡充。基本的なメニューは英語で利用可能であり、英語、中国語、韓国語に対応する自動翻訳機能を備えた AI チャットボットが搭載されている。外国籍の入居者も不便なく使えるように機能向上が図られた。※技術協力:㈱ファミリーネット・ジャパン

「リビオレジデンス西麻布」の4階フィットネスジム(筆者撮影)

「リビオレジデンス西麻布」の4階フィットネスジム(筆者撮影)

 

物件名:リビオレジデンス西麻布
所 在 地:東京都港区西麻布四丁目 16-3(住居表示)
交 通:東京メトロ日比谷線「広尾」駅、「六本木」駅徒歩 12 分、
東京メトロ千代田線「乃木坂」駅徒歩 12 分、東京メトロ銀座線「表参道」駅徒歩 14 分 他
敷 地 面 積:1,671.33 ㎡(実測)
延 床 面 積:19,133.80 ㎡
構 造 ・ 規 模:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、地上 32 階地下 1 階建
総 戸 数:150 戸
間 取 り:1LDK:65 戸、2LDK:63 戸、3LDK:22 戸
駐 車 場:56 台(付置率 37%)
設 計 施 工:戸田建設株式会社
デザイン監修:UDS 株式会社
竣 工:2024 年 2 月 29 日
物 件 H P:https://livio-residence.com/nishiazabu/index.html

最大169㎡台のゆとりのプラン 六本木ヒルズなど都心の眺望を堪能

「リビオレジデンス西麻布」の32階テラスからの眺望(筆者撮影)

「リビオレジデンス西麻布」の32階テラスからの眺望(筆者撮影)「リビオレジデンス西麻布」の32階テラスからの眺望(筆者撮影)

間取りは 1LDK~3LDK、住戸面積は 40 ㎡台~169 ㎡台、平均専有面積は 77 ㎡と、バリエーションに富んだ商品構成。住戸階は内廊下で、全ての階にゴミ置き場、全住戸にディスポーザーを設置している。

「リビオレジデンス西麻布」の169㎡Rタイプモデルルームのキッチン(筆者撮影)

「リビオレジデンス西麻布」の169㎡Rタイプモデルルー「リビオレジデンス西麻布」の169㎡Rタイプモデルルームのキッチン(筆者撮影)ムのキッチン(筆者撮影)

上層階の 3LDK 住戸においては、海外メーカー製の大型冷蔵庫や洗濯機・乾燥機、食洗機などのアプライアンスが充実。加えて木質フローリングを採用するなど、高機能かつ高品質な設えとなっている。例えば、キッチンの天板は、ドイツメーカーによる特殊セラミック加工が施されており、硬度が高く色付きがしにくい。ミーレ社製のオーブンなど上質な暮らしを予感させる。

「リビオレジデンス西麻布」の169㎡Rタイプモデルルームのリビングダイニング(筆者撮影)

「リビオレジデンス西麻布」の169㎡Rタイプモデルルームのリビングダイニング(筆者撮影)

また、リビングダイニングの天井高は、2.6m~2.8mの高さを確保。全戸リビングダイニングには、天井カセット式エアコンを設置しておりスッキリした空間となっている。

「リビオレジデンス西麻布」の169㎡Rタイプモデルルームのバスルーム(筆者撮影)

「リビオレジデンス西麻布」の169㎡Rタイプモデルルームのバスルーム(筆者撮影)

住戸の魅力は、タワーレジデンスならではの都心の眺望。表参道方面や六本木方面の景色が素晴らしく、169㎡のタイプでは、浴室から六本木ヒルズの夜景を楽しめる。

 

「リビオレジデンス西麻布」の78㎡Iタイプモデルルームの主寝室(筆者撮影)

「リビオレジデンス西麻布」の78㎡Iタイプモデルルームの主寝室(筆者撮影)

 

平均専有面積が77㎡とのことで、ほかのプランもゆとりある住戸が多い。内廊下などの上質感もあり、分譲マンション以上にグレードの高いつくりだった。

「リビオレジデンス西麻布」の78㎡Iタイプモデルルームのリビングダイニング(筆者撮影)

「リビオレジデンス西麻布」の78㎡Iタイプモデルルームのリビングダイニング(筆者撮影)

 

階数差があるため、賃料設定は幅があるが現在の募集住戸の平均坪賃料は2万円台半ば。取材時で、169㎡のタイプは170万円台、最も安い住戸は25万円台とのことだった。

 

従前地は、森ビルが保有していたオフィスビルで老朽化に伴い日鉄興和不動産が取得している。保有目的で、ファンドなどへの売却予定は今のところないようだ。隣には、三井不動産レジデンシャルが提供する高級シニアレジデンス「パークウェルステイト西麻布」の建設地でさらに先には住友不動産の「グランドヒルズ南青山」が立地する。

 

これから募集は本格化するが、企業オーナーやパワーカップルなど年収1,500万円から3,000万円台の高所得層からの反響が目立つという。都心の高級賃貸レジデンスは、注目が集まっておりこれから入居が進みそうだ。