三井不動産レジデンシャルのシニアレジデンスにおける都心初、シリーズ最高峰となるフラッグシップ物件「パークウェルステイト西麻布(総居室数 400 室)」が 東京都港区にて10 月 1 日開業する。
パークウェルステイトは、人生 100 年時代における、自立した元気な高齢者の方々が新たなライフステージを活き活きと過ごす「シニアのためのサービスレジデンス」。健康と安心をベースに、それぞれの街の文化や特徴にあわせたデザインとし豊富なサービス・アクティビティを提供する物件を既に 3 物件展開している。
2024 年秋には、「パークウェルステイト西麻布(東京都港区)」と同時に、「パークウェルステイト幕張ベイパーク(千葉県千葉市)」、「パークウェルステイト湘南藤沢 SST(神奈川県藤沢市)」の3 物件を開業。現在のパークウェルステイトシリーズ、総戸数1091 戸に、新たに 1500 戸超が加わることとなる。
今回フラッグシップとして開業する「パークウェルステイト西麻布」は、シリーズで初となる都心立地物件。美しい水景や豊富な緑が広がり四季の移ろいを感じることができるランドスケープに加えて、帝国ホテルが提供するダイニングサービス、健康増進につながるスパ・フィットネスフロアや業界初となる顔認証システムなど、シリーズ最高峰に相応しい商品企画・設備とサービスを備える。
コンセプトである「正統と先進」のもと、フラッグシップ物件に相応しい日本最高水準のサービス・居住空間・共用施設とともに、安全・安心で快適にくらせるすまいを提供。三井不動産レジデンシャルウェルネス株式会社が運営し、フロントコンシェルジュをはじめとするライフサポートサービスなど、入居者の暮らしを豊かにするサービスを提供する。
品格ある外観デザイン・美しい水景と自然豊かなプライベートガーデン
パークウェルステイト西麻布は、港区西麻布四丁目の視認性高い立地に位置した、地上 36 階、総居室数 400 室の超高層大規模シニアレジデンス。古くから高級住宅街といわれる西麻布の立地特性を生かし、周辺の街並みと調和がとれた品格のある外観のデザイン。低層棟、高層棟の頂部に設置した大庇をライトアップすることで、シンボリックな美しい外観デザインが強調され、都心に新たな風景を創り出す。
グランドエントランスから六本木通りに面して常緑 樹を多く植栽する等、周辺環境にも配慮。外構は、空地率 50%の美しい水景と豊かな緑を感じるプライベートガーデン等を用意している。プライベートガーデンでは、夫婦桜をはじめ季節とともに花を咲かせる草木を植栽。日本の伝統的な石材である「伊達冠石」や「庵治石」を、水景を囲うように配置することで、緑、水と石材を融合させた美しいガーデンデザインになっている。
スパ・フィットネスエリアや文喫と連携したライブラリーなど多彩な共用施設
ライブラリー、カラオケルーム、マージャンルームなど多彩な共用施設も施設の特徴。ライブラリーは、六本木の書店「文喫」監修のもと、1,800 冊以上の蔵書を誇り、定期的なイベント開催や気に入
った本を購入することができるサービスなどを提供予定。
入居者同士の交流やゲストとの歓談にご利用できるロビーラウンジ、約 2,200 ㎡の緑豊かなプライベートガーデンや自然に触れながら朝食や喫茶を楽しめるティーパビリオンも。帝国ホテルのシェフが焼き上げたパンを楽しめるビュッフェスタイルの朝食を提供する。
9 階は、スパ・フィットネスフロア。温水プールで無理なく楽しみながら運動できる「ウェルネスプール」、体調に合わせたエクササイズを楽しめる「フィットネスジム」、美と癒しの時間にくつろぐ「リラクゼーションラウンジ」、ゆったりと心身を癒す「大浴場」を用意。健康増進のサポートをい行う。建物内でも自然とのつながりを感じられるバイオフィリックデザインがテーマで、外部の緑や光を建物内部へ取り込む設計となっている。
最上階のスカイダイニングでは、帝国ホテルのダイニングサービスを提供
35階には、開放的な景色が広がるスカイダイニングを設置。予約不要で毎日利用できるダイニングでは、帝国ホテルが調理・サービスを提供。専属シェフが、栄養バランス、健康に配慮した日々のメニューを作り提供。複数のメニューの中から好みや気分に合わせてメニューを選べる。メニューは和食・洋食・中華を入れ替えながら提供し、ディナーは、プリフィックススタイルで用意。
36 階には、プライベートダイニングを3室用意し、帝国ホテルのコースメニューが味わえる食事会やご入居者が料理人を招へいできる特別な食事場所として利用可能。
国内初となる共用部および全居室へ顔認証システム導入
有料老人ホームとして国内で初めて共用部および全居室へ顔認証システムを導入。これにより、鍵を持たずに外出することが可能になる。荷物で手がふさがっている状態での鍵の取り扱いなどの煩わしさから解放され、快適な日常生活を過ごせる。
また、顔認証により個人を識別することで、アレルギー情報の確認や、その場での会計手続きが不要
になることに加え、大浴場など特定の場所における長期滞在者の把握や安否確認システムへの連携により、入居者の利便性と安全性の向上にも貢献する。
日々の健康管理から緊急時の対応まで安心の医療・介護サービス
医療法人社団慶永会によるクリニックを併設。クリニックでは、日常診療に加えて、定期的な健康診断の実施や入居者専用時間における健康相談対応などの医療サービスを提供する。看護・介護サービスは、東京海上日動ベターライフサービス株式会社が提供。レジデンスには看護スタッフ・介護スタッフが 24 時間体制で常駐し、日々の健康相談から体調不良時のサポートを行う。
介護が必要になった際には、介護専用フロアを用意。専任ケアスタッフによる介護サービスを受けることが可能。介護が必要になった場合でも、帝国ホテルが体調に合った食事を提供。さらに、東京海上日動ベターライフサービスによる介護保険事業所「TOKIORI」を同一建物内に開設し、訪問介護から家事代行まで、入居者それぞれのニーズに応じたサービスを提供する。
入居金は、75歳時に2人入居の場合、130Bタイプが5億4096万円
富裕層向けの都心のシニアレジデンスということで、すでに4,000件を超える反響があり180件に申込みが入っている。入居金は、75歳時に夫婦で入居する場合は、130Bタイプで5億4096万円。ほかに共益費と基本サービス料が月額53万6900円かかる。持家でかつ経営者などの富裕層が多く港区在住者が多いという。今秋オープンする3物件の中でも申込は好調のようだ。
筆者は、内部を見学したがスカイダイニングからの都心の眺望は圧巻。富士山が望めるときもあるという。六本木ヒルズなどの都市風景と神宮外苑や新宿御苑などの緑も広がりこの場所ならではのロケーションを実感できる。限りある人生の中で、いかに充実した余生を過ごすのか。富裕層の厚みが増す中で、ライフスタイルの一つの選択肢となりそうだ。
「パークウェルステイト西麻布」概要
所在地 東京都港区西麻布 4 丁目 17-24
敷地面積 7,018.51 ㎡
延床面積 45,984.79 ㎡
構造・規模 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造・地上 36 階地下 1 階建
居室数 400 室
住戸面積 一般居室:約 39 ㎡~約 142 ㎡ 介護居室:約 22 ㎡~約 35 ㎡
スケジュール 【着工】2021 年 5 月【竣工】2024 年 6 月【開業】2024 年 10 月
設計・施工 株式会社大林組
外観デザイン 株式会社日建ハウジングシステム、株式会社ミサワアソシエイツ一級建築事務所
インテリアデザイン 株式会社日建設計
外構デザイン SWA Group
介護・看護パートナー 東京海上日動ベターライフサービス株式会社
医療連携 医療法人社団慶永会
ダイニング運営 株式会社帝国ホテル
公式 HP https://www.mfrw.co.jp/parkwellstate/nishiazabu/