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三菱地所レジデンスの住空間創出製品「Roomot」をメーカー販売可能に

Roomot MIXINK(ルーモット ミキシンク) ニュース&トピックス
Roomot MIXINK(ルーモット ミキシンク)

三菱地所レジデンス株式会社は、三菱地所レジデンスの賃貸マンションシリーズ「ザ・パークハビオ」において、多様化するライフスタイルに応じて、間取りの改善や自分らしい暮らし方を提案する「Roomot」(「Roomot」商標登録 6570124 号)シリーズ製品の開発を進めている。

今回、 そのRoomot シリーズのうち、「MIXINK(ミキシンク)」(「MIXINK」商標登録 6460561 号)、「Luxwer(ラグジャー)」(「Luxwer」商標登録 6832328 号)、「BathMor(バスモル)」(「BathMor」商標登録 6832329 号)の 3製品において、各メーカーと販売契約を締結した。MIXINK はタカラスタンダード株式会社、Luxwer と BathMor は日ポリ化工株式会社より販売を開始する。

オリジナル開発の住空間創出製品「Roomot」 空間を効率的に創出

Roomot は、ライフスタイルの多様化に応じて、今まで誰にでも必要不可欠と考えられていた住まい
の機能に、優先順位をつけたり取捨選択をしたりすることで、より個人の暮らしに寄り添い、自由に活用できるスペース(生活空間)の創出を目指す取り組みだ。

今回販売される3商品

今回販売される3商品

限られた専有面積の中でも様々なプランバリエーションを用意することが可能に。よりニーズに応じた間取りを提案することができるのがメリットだ。三菱地所レジデンスはこれまでに生活空間創出を目的として、4 つの製品を開発、「ザ・パークハビオ」等への導入を進めてきた。

「パークハビオ亀戸」での採用イメージ

「パークハビオ亀戸」でのRoomot プランイメージ

 

例えば、「パークハビオ亀戸」では、上記のイメージ図のように25.42平米の専有面積でありながら約11.5畳の洋室を設けることができる。

Roomot MIXINK は、キッチンをあまり使わない生活スタイルのユーザーに提案する、洗面化粧台とキッチンを 1 つにまとめた新しい水回り住設機器。洗面の他、コーヒーを淹れるような簡単な調理に
利用できるよう、流し台、鏡、IH コンロやレンジフード、各種収納を備えている。

Roomot Luxwer はバスタブをあまり使わない生活スタイルのお客様に提案する、インテリア性の高
いホテルライクなシャワーユニット。Roomot BathMor はバスタブと洗い場を兼用した住設機器だ。シャワーユニットである Roomot Luxwer はバスタブが無い分洗い場を広めに確保できるのが特徴だったが、バスタブを利用したいニーズも一定数あることから開発された。

Roomot BathMor(ルーモット バスモル)(筆者撮影)

Roomot BathMor(ルーモット バスモル)(筆者撮影)

同社は、Roomotシリーズの第1弾となるRoomot MIXINKを「ザ・パークハビオ 五反田」(東京都品川区、総戸数61戸、2022年11月竣工)へ導入して以降、継続的にRoomot製品を開発してきた。三菱地所レジデンス以外の賃貸マンションの管理会社様やオーナーより、Roomot製品の見学や購入の要望がでるように。

20代から30代の単身者のライフスタイルは多様化しており、3点ユニット式などかつて主流だったワンルームマンションなどの競争力は落ちてきている。Roomot による新しい間取り提案は、賃貸マンションのオーナーにとってはマンション経営の新しい選択肢になりそうだ。

先行事例では、同じユニットでも洋室を広く使えるRoomot採用の間取りのほうが賃料を高く設定できているという。建築コストが上昇し、建て替えという選択肢が難しくなる中、機能を絞った生活空間の創出は、付加価値を高めそうだ。

販売は、メーカーを通じてになるが売上目標などは、現時点では掲げていない。単身者向けの賃貸マンション供給は活発で、ファミリータイプに比べると競合は激しい。リーシングに苦慮する賃貸オーナーの課題解決の選択肢として検討できるのではなかろうか。