免震構造採用の地上22階建て「シティタワー銀座東」が竣工
地上22階建ての大規模免震タワーレジデンス「シティタワー銀座東」(住友不動産)が竣工しました。湊二丁目東土地区画整理事業と湊二丁目東地区第一種市街地再開発事業を一体的に進められた約1.8haの大規模複合開発です。
東京メトロ日比谷線・JR京葉線「八丁堀」駅から徒歩5分のロケーション。東京メトロ有楽町線「新富町」駅から徒歩7分の立地で、JR山手線「東京」駅へも徒歩20分。再開発が進む「東京」「日本橋」エリアに近い拠点性の高いロケーションです。
現地を訪ねると、外構部の豊かな植栽に目がとまります。土地区画整理事業によって整備された街区に空地率50%以上の配棟計画で建てられた「シティタワー銀座東」。縦横のラインが印象的なクラシカルモダンな外観デザインをひきたてます。
建物は、「積層ゴム」と「ダンパー」を用いた免震装置で地震エネルギーを吸収する免震構造を採用。地下25m~27mの支持層に47本の杭を打設し建物を守ります。
現地周辺には、整った街並みが広がります。隣接街区には、「パークシティ中央湊 ザ タワー」(分譲済み)が建ち街並みを形成。隅田川沿いが整備され、「中央区立湊公園」もつくられました。
近隣委は、鉄砲洲児童公園や鉄砲洲稲荷神社もあり都市にありながら緑が多いエリア。スーパーもオープンし、再開発と土地区画整理でより一層暮らしやすい住環境になっています。
住宅404戸 SOHOタイプ88室 首都圏に限らず全国から多彩な層が検討
「シティタワー銀座東」の住戸構成は住宅とSOHOの2タイプがあり、住宅:1LD・K~3LD・K 44.28平米~83.95平米、SOHO:2R 34.54平米~44.99平米。SOHOタイプは、事務所と住居兼用で利用でき事務所登記も可能。但し住居専用で利用することはできません。隣接の建物の見合いがある東側中心にSOHO住戸は配されています。現在の坪単価は約450万前後です。
販売開始は、2017年8月。総問い合わせ件数は6,100件超、来場件数も2000組を超えており全体の約6割の住戸が契約済みです(2019年5月23日時点)。なお分譲SOHOタイプは、問い合わせが700件超で来場は約100組、約3割が契約済みです(2019年5月23日時点)。
住戸の契約者は、利便性高い都心コンパクトプランということもあり多彩。年齢層は、20歳代7.6%、30歳代32.7%、40歳代24.6%、50歳代15.6%、60歳超19.4%。入居人数は、1人が34.5%、2人が45.0%、3人が12.7%、4人以上が7.8%。
職業は、役員・経営者が28.6%、会社員・公務員一般職が31.2%、会社員・公務員管理職が16.7%、医師・弁護士他が8.5%、無職・その他が15.0%。現居住地は、中央区20.9%、江東区6.0%、港区6.0%、ほか23区28.6%、その他38.5%。
一方、SOHOタイプの契約者は、年齢層が30歳代17.6%、40歳代29.4%、50歳代17.6%、60歳代35.4%。職業は、会社役員・経営者が42.1%、会社一般職が26.3%、会社管理職が5.3%、無職が26.3%。現居住地は中央区(21.0%)、港区(15.8%)、23区他(15.8%)、その他(47.4%)でさらに広域化しています。
投資目的の購入は少なく実需が中心。外国人の購入も6%程度のようです。地方都市からの購入も目立ち購入層が多彩です。現在、「東京」駅周辺では大規模な再開発が続いており将来性への期待の高さも「シティタワー銀座東」が支持されている理由です。
中央区内陸部としては、初めての土地区画整理事業で誕生した「シティタワー銀座東」。都心エリアのフラッグシップマンションの一つとして認知されるのではないでしょうか。