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プラウドシティ大田六郷が完売 2019年2月のマンション市場

プラウドシティ大田六郷の外観 マーケット情報
プラウドシティ大田六郷の外観

「街とマンションのトレンド情報局」では、首都圏を中心に定期的にマーケットのトレンドを振り返ります。2019年2月は首都圏の新築マンションの動向で値ごろ感のある好調物件をウォッチしてみました。

プラウドシティ大田六郷が完売 値頃感のある都心近郊マンションが消える

プラウドシティ大田六郷

プラウドシティ大田六郷の共用部

トピックスとして挙げたいのが「プラウドシティ大田六郷」の完売ニュースです。1月末で残戸数が一桁になっていましたが全戸完売しました。第1期の販売開始が2016年5月でしたので約3年かかったことになります。京浜急行線「六郷土手」駅徒歩10分に23,000平米超の広大な敷地に建つ全632邸。外構に植栽を配し4つの公園をつくる環境創造型のプランニング。フォレストカフェやフォレストライブラリーなど共用施設も充実していて、グッドデザイン賞も受賞した提案力のあるマンションです。

エリア特性による需要キャパシティ要因で販売期間は3年を要しましたが、632戸の戸数規模を考えると順調な売れ行きだったと思います。競合していたと思われる「グランドメゾン品川シーサイドの杜」や「プライムパークス品川シーサイド ザ・レジデンス」も完売したので5,000万円台で買える3LDKは都心近郊エリアで購入するのは今後ますます難しくなりそうです。

250戸成約のアクアブリーズ川崎 津田沼 ザ・タワーは最終期登録受付

東京への通勤アクセスの良い立地で値頃感あるマンションとしては、「アクアブリーズ川崎」が挙げられます。2019年2月28日時点で279戸中すでに250戸成約しているとHP上で告知されています。こちらは、バス便立地とはいえ3LDK が3,000万円台から購入可能です。

価格表を常に表示しているのは、ユーザーにとってわかりやすく大型プロジェクトの販売手法として好印象です。こちらは、昨年春から期間約1年でこのペースですから堅調な売れ行きのマンションと言えるでしょう。

津田沼 ザ・タワー

津田沼 ザ・タワーの完成予想模型

これを大きく上回るのが、「津田沼 ザ・タワー」です。JR総武線「津田沼」駅直結徒歩4分の地上44階建て全759邸。第1期の販売開始が2018年の3月で2019年3月3日までの登録受付期間で最終期25戸を販売。今年度中に契約完売となれば1年余りで759戸を販売したことになります。マンション市況に関しては、価格上昇による契約率の低下など不透明な部分はありますが、ニーズにあったマンションはいつの時代も売れるものです。

マーケットは、常に動くもの。独自の販売スタイルで2016年1月の完成後も販売を続けていたシティタワー武蔵小杉(800戸)も2018年秋に完売しました。「待てば海路の日和あり」ということわざがありますが、待ちすぎることは時には機会を失うことにもつながります。住まいの購入を検討するならまずは動くことも大切だと思います。

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