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コワーキングスペース併設の賃貸「ザ・パークハビオ ソーホー」

コワーキングスペース 完成予想 CG ニュース&トピックス
コワーキングスペース 完成予想 CG

三菱地所レジデンス株式会社は、1 階にコワーキングスペースを併設した賃貸マンション「The Parkhabio SOHO(ザ・パークハビオ ソーホー)」を新たなシリーズとして立上げ、第 1 弾として、「The Parkhabio SOHO 大手町」を本年 9 月 1 日に着工することを発表した。

「The Parkhabio SOHO」は、賃貸住宅に「サードプレイス」を設けた快適な通勤時間ゼロという新しいラ イフスタイルを提案。 また、環境に配慮した新建材「(仮称)配筋付型枠」を三菱地所レジデンスで初めて採用し、木材の温もりと 洗練さが感じられるデザインを実現する。

大手町に歩ける内神田に誕生 1階に約60平米のコワーキングスペース

1 階にコワーキングスペースを設置し、通勤時間ゼロという新しいライフスタイルを提案 1 階にコワーキングスペース(約 60 ㎡)を設置。居住空間とワークプレイス が同一スペースとなることの課題を解決し、十分なワークプレイスを都心部の賃貸マンション内に確保。居住者 は 24 時間無料で利用可能だ。

第一弾となる「The Parkhabio SOHO 大手町」では、内神田の立地を活かした計画 都市再生駐車施設配置計画制度の活用により、駐車場の附置義務が緩和され別用途で利用可能になったスペー スを、コワーキングスペースに利用する。居住者以外も利用可能で、まちの賑わいにも寄与。公共交通機関の利用をできるだけ避けたいというポスト・コロナのニーズに応え、大丸有エリア に徒歩や自転車でアクセス可能。

三菱地所では、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町地区)における開発を進めると同時に、周辺エリアとの連携強化を進めている。丸の内ワーカーの職住近接ニーズに応えるとともに、居住者以外も利用できる機能を整備することにより、スタートアップ企業もターゲットとし、丸の内エリアと神田エリアの人のつながりを生み出すことも狙っている。

また、新建材「(仮称)配筋付型枠」を使用し、木材の質感を実現 建物の天井部には、三菱地所が開発する「(仮称)配筋付型枠」を採用。型枠材と配筋部分を一体化した建材 をそのまま天井の仕上げ材として利用することにより、廃材を削減し、環境負荷低減を実現。さらに天然木なら ではの質感と温かみのある空間を提供する。

<(仮称)配筋付型枠について>

<(仮称)配筋付型枠について>

 

新型コロナウィルス感染拡大によって、テレワークの推進など働き方が大きく変化しましたが、在宅勤務の環境面の課題なども顕在化してきています。「The Parkhabio SOHO 大手町」では、個室タイプのブースや会議室を用意することでこうした課題の解決に取り組んでいます。

The Parkhabio SOHOの特徴

The Parkhabio SOHOの特徴

 

スタートアップ企業が自宅兼オフィスで事業を始めるのは、よくあるケース。事務所費用や社宅費として費用計上できるので、税制的なメリットがあります。コワーキングスペースも使えるならかなり充実した起業といえるでしょう。

建築期間は、2020年9月1日からで2022年6月15日までの予定。入居できるのは、2年後ですが職住近接ではなく、職住一体となる賃貸レジデンスの提案の動きに今後も注目したいと思います。

 

【「The Parkhabio SOHO 大手町」 概要】

所 在 地:東京都千代田区内神田 1 丁目 10 番 11(地番)
交 通:東京メトロ丸ノ内線・東西線・千代田線・半蔵門線、都営三田線「大手町」駅徒歩7分
敷 地 面 積:86 ㎡
用 途:共同住宅/事務所
住 戸 数:49 戸
構造・規模:鉄筋コンクリート㐀/地上 13 階建
建 築 主:三菱地所レジデンス株式会社
設 計 ・ 監 理:大豊建設株式会社 一級建築士事務所
施 工:大豊建設株式会社 東京建築支店
デザイン監修:株式会社三菱地所設計
工 期:2020 年 9 月 1 日~2022 年 6 月 15 日

The Parkhabio SOHO 大手町の現地周辺地図

The Parkhabio SOHO 大手町の現地周辺地図

【編集後記】

SOHOタイプの住宅は、今までも供給されてきましたが賃貸レジデンスで約60平米ものコワーキングスペースを設け大手町に歩ける千代田区内神田1丁目に立地している点がポイント。

スタートアップ企業がいきなり大きなオフィスを持つのはリスクが大きい。また、クラウドで繋がっていれば大きな場を持たなくても協業が可能になっています。

分譲マンションでは、中層部以下の住戸をSOHO可としているパークリュクス銀座monoなどSOHO可能なマンションは限られています。働き方だけでなく生き方の選択肢を増やす職住一体の住まいの提案は、今後もっと増えるかもしれませんね。

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