東京建物株式会社およびファーストコーポレーション株式会社が、群馬県前橋市のJR「前橋」駅前にて開発中の「Brillia Tower 前橋」のモデルルームが7月10日より一般公開されます。前橋市では初となる地上27階建ての超高層免震タワーマンション。現地とモデルルームを訪ねその魅力を紹介します。
駅徒歩2分の地上27階建て 商業施設、子育て支援施設なども整備
「Brillia Tower 前橋」の建設地は、JR 両毛線「前橋」駅前に隣接したロケーションです。駅からは、約140mの近さで前橋市での最大規模となる全203邸。駅前のロータリーに近く周囲に高層建物が無い開放感のあるロケーションです。
前橋市は、高さ約154mの県庁舎として日本一の高さを誇る群馬県庁があるなど、群馬県の県都として発展してきた街。赤城山、榛名山、妙義山などの山々に囲まれ利根川や広瀬川などの河川が流れる美しい街でもあります。
現在の群馬県庁がある前橋城を中心とした城下町として栄え、国内屈指の生糸の集散地となり発展。駅前からのびるけやき並木の高木が街の歴史を物語っています。前橋市では、市街地の再生を目指した整備計画を推進しており、再開発の動きも活発化。「ブリリアタワー前橋」は、JR前橋駅前地区第一種市街地再開発事業として開発されます。
建物の1階には「前橋」駅前の利便性を高める商業施設、2階には子育て支援施設などを整備。さらに、敷地内には広場を配置し人々が集うふれあいの空間を演出していきます。また、災害時には、帰宅困難者に向けて建物の一部を一時滞在場所として開放する計画となっています。
「Brillia Tower 前橋(ブリリアタワー前橋)」の完成予想模型を見て感じたのは、駅前のランドマークに相応しいデザイン性。前橋に所縁のある生糸やレンガ、山並み、水、並木などをモチーフに歴史や文化を継承するデザインに。高層棟の基壇部と低層棟を連続的に設え、並木や生糸を想起させる意匠を施しつつ山並みのように見えるシルエットに。最上階のキャノピーには木目調を施し柔らかい印象に仕上げています。
2層吹抜けのエントランスホール 自走式の駐車場を100%分用意
共用施設の充実も「Brillia Tower 前橋」の魅力。エントランスホールは、ホテルライクな2層吹き抜けの豪華なつくり。エントランスホールの一角には、エントランスラウンジを設置しモダンなソファを用意。
さらに、2階にはワーキングラウンジ、ワーキングブース、パーティールーム、キッズルームも用意されている。全203戸の規模とは思えない充実した共用空間です。また、住戸用のエレベーターは3基用意されています。
そして注目点が自走式の駐車場が全戸分用意されていること。群馬県は、車利用の多い県としてしられていますが、駅前立地で全戸分の駐車場を確保するのは容易ではありません。高層棟へのアクセスは、2階と6階に設けられており駐車から住戸への移動がスムーズになるように配慮しています。
取材日に、「ブリリアタワー前橋」から徒歩8分にある大型商業施設「けやきウォーク前橋」を訪ねましたが平日にもかかわらず駐車場にはかなりの台数の車が。車社会であることを実感しました。車があれば家族総出の買い物やレジャーに便利。豊かな暮らしを予感します。
全戸間口7m超のワイドスパン 3LDKが3千万円台後半~の価格設定
住戸プランの注目ポイントは、全戸開放的なワイドスパンプランであること。2LDKから4LDK(専有面積60.85㎡~123.88㎡)まで、様々なライフスタイルやライフステージに合わせた豊富な間取りプランが用意されています。
26階・27階がプレミアムフロアになっており階高を確保しリビングダイニングや居室の天井高を約2.7mに。3階~25階までは、リビングダイニング・居室の天井高は約2.5mになっています。26階・27階が1フロア6住戸。10階から26階までは、1フロア8住戸の配置になっており角部屋比率が高いのも魅力。モデルルームでは、角部屋を1タイプ再現しており明るく開放的です。
また、中住戸もワイドスパンならではの明るいつくり。外廊下設計とすることで、廊下側にも居室を設けることで動線に配慮した使いやすい間取りになっています。なお、廊下側の窓には可動ルーバー面格子を採用しプライバシーにも十分配慮しています。
建物は、免震構造を採用で二重床・二重天井。設備仕様は、ディスポーザーを標準装備しキッチンの収納はソフトクローズ機能も付いています。また、トイレには手洗い器を設置。サッシには、Low-E複層ガラスを採用しています。
また、鍵はTebra リーダーの前で立ち止まるだけオートドアやエレベーターを開錠できるハンズフリー方式を採用。住み心地に配慮した提案が随所に見られます。
価格設定ですが、60㎡台の2LDKタイプで3,000万円台前半から、3LDKタイプで3,000万円台後半からの価格設定。平均坪単価は200万円を超える程度と、首都圏から見るとかなりリーズナブルに感じます。戸建て志向の強い群馬県ですが、住み替えや買い増し前提で検討している人も多いようです。
2021年7月5日時点の総反響件数は、600件超。既に来場予約が200組入るなど注目を集めています。入居開始時期は、2024年6月下旬(予定)と3年先ではありますが、竣工が楽しみなプロジェクトです。
《ブリリアタワー前橋 予告物件概要 2021年7月6日時点》
販売スケジュール:2021年7月上旬販売開始(予定)
予定販売戸数:未定
予定販売価格:未定
予定最多価格帯:未定
間取り:2LDK~4LDK
専有面積:60.85m2~123.88m2 (専用トランクルーム面積0.52m2~0.91m2含む)
バルコニー面積 :12.42m2~31.6m2
サービスバルコニー面積:4.86m2
管理費:未定
修繕積立金:未定
修繕積立基金:未定
管理準備金 :未定
所在地:群馬県前橋市表町二丁目29番26(地番)
交通:JR両毛線「前橋」駅徒歩2分
敷地面積:3,870.97m2
建築面積:2,635.29m2
建築延床面積:28,991.08m2
土地の権利:所有権
地目:宅地
用途地域:商業地域
地域地区:都市計画区域内(市街化区域)、防火地域、市街地開発事業施工区域、高度利用地区、駐車場整備地区、JR前橋駅周辺地区地区計画、都市機能誘導区域、居住誘導区域
総戸数:203戸
構造・階数:鉄筋コンクリート造、鉄骨造地上27階 地下1階建て
建蔽率:100%
容積率:600%
建物竣工時期:2024年3月下旬(予定)
入居開始時期:2024年6月下旬(予定)
駐車場台数/使用料:平置式(住宅身障者用1台・来客用2台・住宅カーシェア用2台・市施設用5台含む):213台、月額使用料未定
駐輪場台数/使用料:上段垂直ラック式101台・下段スライド式162台、平置式53台含む):316台、月額使用料未定
分譲後の権利形態:建物専有部分は区分所有権、敷地、共用部分は再開発事業の権利変換計画の割合による所有権の共有
管理会社:株式会社東京建物アメニティサポート
管理形態:区分所有者全員で管理組合を設立し、管理組合より管理会社へ委託(予定)
施工:JR前橋駅北口地区第一種市街地再開発事業 施設建築物建設工事共同事業体
設計:株式会社宮田建築事務所
デザイン監修:株式会社野生司環境設計
売主:東京建物株式会社、ファーストコーポレーション株式会社
※上記は、参考情報です。詳細は公式HPを確認ください。
(編集後記)
戸建て志向の高いエリアとはいえ、魅力的なプランニングの割にリーズナブルな価格設定に驚きました。来場予約を希望する人が多いのも注目度の表れでしょう。前橋市からの反響が6割を超えるなど地元からの反響比率は、高いですが東京方面からも1割程度の反響がある模様。高崎のマンションも「プラウド高崎あら町」が完売するなど堅調な売れ行きです。今後の動向に注目したいと思います。
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