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資産価値から生活価値へ 「幕張ベイパーク」街開きに見る未来 

「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」 街のトレンド
街開きした「幕張ベイパーク」と入居が始まった「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」

10年以上をかけて、総面積17万5,809㎡の8区画に約4,500戸の住宅機能を整備し、約1万人が暮らす街を開発するプロジェクト「幕張ベイパーク」の第1期街開きが2019年4月13日行われました。

米国オレゴン州のポートランドをモデルに、地区中央に位置する若葉3丁目公園(千葉市所有)を取り囲むように設計。多様な機能を併せ持つミクストユースの賑わいある街づくりを目指しています。

分譲マンションの第一弾となる「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」の入居も今春スタートし、2街区目となる「幕張ベイパーク スカイグランドタワー」の販売もスタートしました。

「資産価値から生活価値へ」、新しい「生活価値」の創造を掲げた多様性に応えるミクストユースの街づくりを街開きしたばかりの「幕張ベイパーク」を訪ねその魅力を探ります。

東京約25㎞圏 職・住・学・游の融合した街づくり「幕張新都心」の新街区

「海浜幕張」駅前のオフィスビル

「海浜幕張」駅前のオフィスビル

「海浜幕張」駅を出ると、「幕張新都心」という名に相応しい大規模なオフィスビルが目に入ります。環境デザインマニュアルなどに基づく、調和のとれた街づくりを進めてきた「幕張新都心」。業務研究地区、文教地区、タウンセンター地区、公園緑地地区、住宅地区(幕張ベイタウン)と今回「幕張ベイパーク」がオープンする若葉住宅地区の4つの地区で構成されています。

幕張新都心の街区図

幕張新都心の街区図

1980年に幕張地区の埋め立て工事が完了。人工海浜である幕張の浜をつくり街づくりがスタートしました。職・住・学・游の融合した先進的な街「幕張新都心」の開業は1989年。今年で30周年を迎えます。

幕張新都心の公園緑地

幕張新都心の公園緑地

「海浜幕張」駅を出て「幕張ベイパーク」に向かうと「幕張新都心」らしさを実感します。タウンセンター地区(商業街区)と住宅地区の間には公園緑地地区が挟まれます。賑わいのある駅前からすぐに住宅街区が続くのではなく公園や緑地が間にあるのがこの街の特徴です。

駅アクセスはその分悪くなりますが、落ち着いた住環境を保持することが出来ます。平日の朝には、公園を抜けて駅へと向かう人の波が。空と自然を見上げての出勤は気持ち良いかもしれません。

「&COFFEE MAISON KAYSER」

「&COFFEE MAISON KAYSER」

「幕張ベイパーク」を訪ねて目にするのは、商業施設「イオンスタイル幕張ベイパーク」の多彩な商業施設。9時からオープンするイオンの直営スーパーをはじめ「すし銚子丸 雅」、「アンジェリカ」、「&COFFEE MAISON KAYSER(アンドコーヒーメゾンカイザー)」、「MALAIKA BAZZAR(マライカバザール)」「ダイソー」が入ります。

ポートランドのような賑わいのある街を目指しているだけあって店舗のファサードは、アースカラーの洒落たデザイン。マンションの近くのミニストップもモダンな印象。今後10年以上をかけて1万人の人口を誇る街づくりが続くわけですが、身近にこれだけの生活施設があれば最初から不自由はしないでしょう。

現在、新たに建設が進む「スカイグランドタワー」が生まれる新街区には、2021年4月に「スポーツ施設」や「クリニックモール」が開業予定でさらに街の魅力が高まりそうです。

「幕張ベイパーク」の街並み。DAISOのファサードも洒落た印象

「幕張ベイパーク」の街並み

街開きをした「幕張ベイパーク」を歩いていると、心地よさを感じますがそれはデザインガイドラインを作成し一貫した設計思想で街並みを創造しているから。例えば、レジデンス棟とタワー棟の組み合わせで街区をつくることで、視線を徐々に上げ圧迫感を感じないような演出が為されています。

「幕張ベイパーク グロスタワー&レジデンス」

「幕張ベイパーク グロスタワー&レジデンス」

全体のデザインガイドラインを監修するのは、世界を舞台に活躍する建築家、光井純氏。「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」や「スカイグランドタワー」の外観等デザインも手掛けています。

色彩・照明計画でも建物のガラス面をファサードに多く採り入れることで一体感を演出。外から賑わいが見えるので街の活性化にも寄与します。

エリアマネジメント一般社団法人(B-Pam)を設立 自治会・商店会機能も

上記のハード面に加え、一般社団法人幕張ベイパークエリアマネジメント(通称B-Pam)を設立し街づくりのソフト面の充実をはかっている点も「幕張ベイパーク」の特徴です。自治会機能、商店会機能を有した組織で主要な会員はマンション住民や商店が参加。主体的に運営します。

マンションの管理会社である三井不動産レジデンシャルサービスが事務局としてサポート。地域活性化と街の価値向上を目指します。街開きにあわせ、事務局である三井不動産レジデンシャルサービスの千葉支店を「幕張ベイパーク」内に移転。同社の街づくりへの意気込みを感じます。

活動拠点となるB-Pam CENTERは、幕張ベイパーククロスポート内に設置。会議やパーティなど多目的に利用可能なフリースペースです。

「MAKUHARI NEIGHBORHOOD POD」

「MAKUHARI NEIGHBORHOOD POD」

街開きの前から街の活性化のプロジェクトは既にスタートしており、6回にも及ぶ幕張ディスカッションの実施、コミュニティ活動の実施とともに幕張の街を盛り上げる地域コミュニティ活性化の準備施設として「MAKUHARI NEIGHBORHOOD POD」 をオープン。住民の憩いの場となっています。

コワーキングスペース&シェアキッチン「TENT幕張」 新たな生き方を支援

コミュニティ創造型コワーキングスペース&シェアキッチン「TENT 幕張」

コミュニティ創造型コワーキングスペース&シェアキッチン「TENT 幕張」

生活価値という視点で「幕張ベイパーク」を見た場合、他にも魅力的な要素があります。例えば、マンションの居住者に新たに設置される認可保育所に全国2例目となるマンション居住者優先入所制度を導入している点。これなら幼い子供を育てるファミリー層のニーズに応えられます。

さらに「インターナショナルプリスクール」や学童保育・幼児保育を行うウィズダムアカデミー千葉幕張校も開校します。

コミュニティ創造型コワーキングスペース&シェアキッチン「TENT 幕張」は、広々としたコワーキングエリア、複数人で使える個室ブース、シェアキッチン、会議室・イベントスペースを備えた施設。復職支援、創業支援、ビジネス・マッチングなどこの街でのライフスタイルを充実させるサポートを実施。気軽に使えるイベントスペースとしても利用可能です。

「働き方改革」のもとで、一部の企業で在宅ワークなど新たなワークスタイルが広まりつつありますが、こうした「場」の提供は、新しい生き方の一助になるかも知れません。

「資産価値から生活価値へ」を掲げ、多様化するライフスタイルに応えるミクストユースの街づくり。サービス付き高齢者住宅141戸を含む総戸数4600戸超の想定で2028年度末事業完了予定という10年以上の期間をかけてプロジェクトが進みます。

需給バランスという点では、継続的にマンション供給が行われるので、今後発売される街区を含めある程度価格を抑える効果も考えられます。そういう意味では、柏の葉キャンパスの街づくりのような継続性のある将来像が期待できそうです。

新たなライフスタイルを応援する街 若いファミリー層の流入に期待

ツリーデッキの寄贈式典

ツリーデッキの寄贈セレモニー 左が事業主代表者である三井不動産レジデンシャルル千葉支店事業室長の井上茂氏、左は熊谷俊人千葉市長

街びらき当日には、事業者から千葉市に公園にもうけたツリーデッキを寄贈するセレモニーが行われました。幕張総合高校シンフォニックオーケストラ部による記念ファンファーレのあと事業者代表の三井不動産レジデンシャル千葉支店事業室長の井上茂氏、千葉市長の熊谷俊人氏によるテープカットを行うなど華やかな演出も。シラカシ、桜、サルスベリなどが植えられたデッキでは午後には子供たちが遊ぶ姿も見えました。

歴史を振り返ると、今まで多くの都市や街がつくられてきました。首都圏でも多摩ニュータウン、千葉ニュータウン、つくば研究学園都市、そして幕張ベイタウン。その中での気づきは、街はハードだけでなくコミュニティなどのソフト面も重要であるということです。

千葉市に寄贈されたツリーデッキと公園

千葉市に寄贈されたツリーデッキと公園

幕張ベイパークエリアマネジメントでは、拠点となるB-Pam CENTERだけでなくポータルサイトB-Pam WEBで情報・発信の共有を行います。マルシェや季節のイベントなどの情報も共有。地域の交流を促します。住民など街に関わる人が主体的に行う街づくり。新たなファミリー層を取り込み、新たなライフスタイルを創出。子供たちのふるさととしての発展が期待できるのではないでしょうか。

≪編集後記≫

4600世帯という大規模な街づくりですが住宅団地のような印象はありません。それは、ポートランドの街づくりに関わったアメリカの設計事務所「ZGFアーキテクツ」をコンサルタントとして招聘し街全体を魅力的に描いたグランドデザインの成果と言えるでしょう。

街づくりの完成まで10年と言われると、長いように思えますが人生100年時代と考えると10分の1の長さ。未着工の遊休地を活かし賑わいを演出している点もよく考えられています。街びらき当日も子供たちが伸び伸びと走り回っていました。

また、幕張ベイタウンならではの駅距離も健康志向のトレンドを考えると日々の良い運動になるのではないでしょうか。

新街区に誕生する千葉県最高層となるレジデンス「スカイグランドタワー」の記事はこちらです。