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2019年渋谷が変わる、暮らしも変わる、住まいはどうなる?

渋谷のスクランブル交差点前からの風景(2019年7月撮影) 街のトレンド
渋谷のスクランブル交差点前からの風景(2019年7月撮影)

渋谷最高層展望空間「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」予約受付中

「渋谷スクランブルスクエア第I期(東棟)SHIBUYA SKY 概念図」提供元:渋谷スクランブルスクエア

「渋谷スクランブルスクエア第I期(東棟)SHIBUYA SKY 概念図」提供元:渋谷スクランブルスクエア

100年に一度とも言われる大規模な再開発が進む「渋谷」エリア。「渋谷」駅直結で同エリアとして最高層となる地上47階建て、展望施設、オフィス、産業交流施設、商業施設などから成る複合施設「渋谷スクランブルスクエア」の展望空間「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」について運営会社から発表がありました。

日本最大級の約2500平米もの屋上展望空間を有する施設からは、富士山や東京スカイツリーなどのパノラマビューが楽しめます。予約は、オフィシャルWEBサイトから受付開始が始まっています(予約対象期間は令和元年11月1日~11月30日)。

「渋谷スクランブルスクエア第I期(東棟)SHIBUYA SKY 屋上からの眺望(六本木方面・夜)」提供元:渋谷スクランブルスクエア

「渋谷スクランブルスクエア第I期(東棟)SHIBUYA SKY 屋上からの眺望(六本木方面・夜)」提供元:渋谷スクランブルスクエア

「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」では景色を楽しむだけではない様々な演出が施されています。例えば、14階から45階へのアクセスとなる「SKY GATE(スカイゲート)」(14階~45階)では、天井に設置されたLEDによるインタラクティブな体験、往復する体感型エレベーターによる天面映像と立体音響によって非日常への期待感を醸成します。

「渋谷スクランブルスクエア第I期(東棟)SHIBUYA SKY 46階カフェ&バーイメージ」提供元:渋谷スクランブルスクエア

「渋谷スクランブルスクエア第I期(東棟)SHIBUYA SKY 46階カフェ&バーイメージ」提供元:渋谷スクランブルスクエア

屋上展望空間「SKY STAGE(スカイ ステージ)」では、スクランブル交差点を直下に見下ろす絶景スポットやネットに寝そべり空を見上げる体験、360°パノラマビューの体験スポットやサーチライトによる光の演出も行われます。

「渋谷スクランブルスクエア第I期(東棟)SHIBUYA SKY 「CLOUD HAMMOCK」イメージ」提供元:渋谷スクランブルスクエア

「渋谷スクランブルスクエア第I期(東棟)SHIBUYA SKY 「CLOUD HAMMOCK」イメージ」提供元:渋谷スクランブルスクエア

渋谷の地名にもあるように「谷」を中心に複雑に建物や道路が組み合わさって構成されている「渋谷」の街。どんな景観が広がるのかは多くの人が関心を持つことでしょう。46階には、カフェやショップも入る予定で入場チケット料金はWEB経由なら大人(18才以上)は1,800円、中高生は1,400円、小学生は900円となっています。

2019年渋谷の新スポットが続々誕生! ワークスタイルも変化する

「渋谷フクラス 南西側外観イメージ」提供元:東急不動産株式会社

「渋谷フクラス 南西側外観イメージ」提供元:東急不動産株式会社

2019年12月に開業が予定されている旧東急プラザ渋谷周辺を含む再開発「渋谷フクラス」の概要もあわせて発表されました。オフィス、商業施設、観光支援施設、バスターミナル、産業進出支援施設で構成され商業施設ゾーンの路面店は、2019年11月より順次開業予定。新しく生まれ変わる「東急プラザ渋谷」は、12月にオープンする予定です。

1階につくられるバスターミナルには、一般のバス路線に加えて羽田、成田空港からの空港リムジンバスが乗入れる予定。渋谷を訪れる観光客の玄関口としての機能を果たします。

17階には、東急不動産が展開する会員制シェアオフィスの10店舗目となる「ビジネスエアポート渋谷フクラス」が12月9日に開業。シェアワークプレイスの比率を他店舗と比べて高めており商談や時間の有効活用に利用できます。

「ビジネスエアポート渋谷フクラス シェアワークプレイスのイメージ」提供元:東急不動産株式会社

「ビジネスエアポート渋谷フクラス シェアワークプレイスのイメージ」提供元:東急不動産株式会社

グローバルに活動するワーカーの利用も想定されており、施設内にはシャワーブースなども設置されています。営業時間は、平日8時~21時、日曜日10時~18時で効率的な働き方を支援します。こうしたシェアオフィスやコワーキングプレイスの展開は各社も注力しており渋谷に限らずビジネスパーソンの働き方に大きな変化をもたらしそうです。

渋谷駅周辺は、2012年の「渋谷ヒカリエ」開業以降、活発な再開発によって街の姿を大きく変えてきています。2017年にクリエイティブな拠点となる複合ビル「渋谷キャスト」、2018年には渋谷南エリアの起点となる「渋谷ストリーム」がオープン。東横線の跡地には、保育所に加えホテル・オフィス、店舗の複合ビル「渋谷ブリッジ」も同年に開業しています。

再開発工事の影響などで2009年に減少に転じた「渋谷」駅の平均乗降客数は「渋谷ヒカリエ」が開業して以降増加トレンドにあり新たな施設の誕生は「渋谷」の街の活性化にもつながっているようです。また、旺盛なインバウンドの流れもあり東急グループ運営のホテル外国人宿泊者の比率は半数を超えています。

2019年は、「渋谷区役所新庁舎」移転や「渋谷区新公会堂」の開業。「渋谷PARCO」、「新宮下公園」のオープンなど様々なスポットの整備が進んでいます。谷状の高低差のある地形であるが故の魅力と不便さが同居する「渋谷」ですが、歩行者デッキの整備など利便性は大きく向上します。働くと遊ぶ、楽しむがスムーズに切り替えられる街づくりは、よりボーダレスに生活スタイルを変えて行くのではないでしょうか。

圧倒的に不足している「渋谷」駅周辺の住宅 近隣住拠点の高まる希少性

渋谷ヒカリエ以降に「渋谷」駅周辺に新規に供給されるオフィス面積は、東急グループに限っても約34.6万平米。増加する想定就業者数は同じく4.3万人です。2012年以降に進んでいる渋谷駅周辺の再開発は、商業・オフィスビルが中心で、職住近接の流れの中で住宅の比率が極めて小さくなっています。

過去を振り返っても、「渋谷」駅周辺の大規模マンションの供給は限られています。日本橋エリアや品川エリア、六本木エリアなど容積率が高い商業系エリアが広がる他の都心部と異なり、松濤などの低層住宅地が近隣に多いことも住宅供給の妨げになっています。

「渋谷駅桜丘口地区 外観イメージ」提供元:東急不動産株式会社

「渋谷駅桜丘口地区 外観イメージ」提供元:東急不動産株式会社

東急グループの一連の再開発の中では、「渋谷駅桜丘地区」の再開発で一定の住宅が供給される予定になっています。開発が進めば、大きな注目を集めるでしょう。

現在渋谷エリアで進行中のプロジェクトで、筆者が注目しているのが、渋谷区役所の建て替えプロジェクトの定期借地権付き分譲マンション「パークコート渋谷 ザ タワー」。代々木公園、明治神宮の緑を抱く地上39階建てのタワーレジデンス(総戸数505戸)。代々木の森を見晴らすパークビューラウンジや複数のアーティストの作品を展示するラウンジはまるでギャラリー。モデルルームも斬新で、販売坪単価約750万円で200戸を超える申し込みは再開発の伸びしろを含めた「渋谷」での暮らしの期待の表れでしょう。

参照記事 2020年竣工「パークコート渋谷 ザ タワー」が届ける究極の住まい

参照記事「パークコート渋谷 ザ タワー」杜を抱く圧巻の住空間を見学

また、代官山エリアや表参道周辺、恵比寿エリアのマンションは高単価でも堅調な売れ行きを示すマンションが多いですが、「六本木」や「渋谷」を生活圏にできる魅力も大いに評価されているのではないでしょうか。

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「2027年度頃の渋谷駅周辺のイメージ (上空よりのぞむ)」提供元:東京急行電鉄株式会社

「2027年度頃の渋谷駅周辺のイメージ (上空よりのぞむ)」提供元:東急株式会社

2020年は、いよいよ東京五輪の年で、新国立競技場などの新たな施設もこれから竣工を迎えますが「渋谷ヒカリエ」の隣の「渋谷二丁目17地区市街地再開発事業」がスタートするなど「渋谷」の街づくりはこれからも続きます。

世界的に都市化が進む中で、そのモデルケースとして注目される東京の街づくり。その中でも「渋谷」の再開発の取り組みはスケールだけでなく個性をどう生かすのかという点で注視していきたいと思います。

 

【編集後記】

東京都心を巡ると、彼方此方で大規模な再開発現場に出会います。東京駅周辺、日本橋エリア、田町~品川エリア、麻布台・虎ノ門エリアなどなど。働き方改革の名の下で効率を求められる時代、業務機能の集約は企業の打ち手の一つなのでしょう。

一方で、シェアオフィスやサテライトオフィスなど職住近接のワークスタイルも注目されています。働き方や生き方の選択肢は、今後さらに増えるでしょうがその分、迷いや生きにくさも生じるかもしれません。軸足をしっかりと据えるためには、家族にあった住まいを持つことが今まで以上に大切になるのかもしれません。

渋谷駅周辺航空写真(提供元:東京急行電鉄株式会社)

渋谷駅周辺航空写真(提供元:東京急行電鉄株式会社)

2019年10月25日 追記

「渋谷スクランブルスクエア」のオープンとハロウィンが迫ったとこで、メディアにも頻繁に開発が取り上げられています。かつて、外国人の建築家の方から『東京は旋回する街』(あちらこちらで、新しいものが誕生し続ける街)という言葉を聞きました。

外国の主要都市と比べて、規制が緩く様々な建築が生まれているということです。その代表的な街の一つが「渋谷」であり、どんな姿になるか楽しみです。