改札すぐにエントランス 資料請求件数10000件超 第1期最高倍率12倍
「パークコート文京小石川 ザ タワー」(三井不動産レジデンシャル 三菱地所レジデンス 日鉄興和不動産)は、都営三田線・大江戸線「春日」駅直結の全577戸(販売総戸数384戸、事業協力者住戸187戸含む)の大規模再開発タワーレジデンスです。
文京区小石川一丁目。白山通りと春日通り交差し、文京シビックセンターのある文京区の中枢ともいえる場所。約2.4haもの大規模な再開発によって誕生します。
既に資料請求件数は10000件を超え(2019年5月19日時点)来場件数も1700組超。2019年3月に販売が始まった第1期では174戸の販売戸数に対し400件を超える登録申込み(最高12倍)が入りました。間取りは、2LDK・3LDKの供給が中心で、3LDKの中心価格帯が1億円を超えるマンションとしては、異例の人気を誇っています。
6月上旬には第2期の販売が始まる予定です。専有面積が43.23平米~106.01平米で、予定価格は6400万円台~2億8500万円台となっていて、予定最多価格帯は12000万円台です(2019年5月21日時点)。(2019年5月23日 初回掲載)(2021年5月2日 竣工写真追記)
※参考記事 徒歩2分「パークタワー勝どきサウス」が「ミッド」より魅力的な理由
約2.4haのオフィス・商業の大規模複合再開発 緑の散策路グリーンバレー
現地を訪ねると「パークコート文京小石川 ザ タワー」が注目を集めている理由がよく理解できます。都営三田線「春日」駅と都営大江戸線「春日」駅は、構内でつながっておりさらに東京メトロ丸ノ内線「後楽園」駅・東京メトロ南北線「後楽園」駅へと地下通路で接続していて雨の日も傘をささずに往来可能。「大手町」「東京」方面だけでなく「新宿」や「六本木」方面にもスムーズにアクセス可能です。
そして地下2階の都営三田線「春日」駅の改札を出るとすぐに住宅棟のエントランス。専用のエレベーターに乗ってグランドロビーのある6階へ。そこで22階迄用と23階より上階用のエレベーター(各3基+非常用各1基あり)に乗り8階以上に用意された住戸へアクセスします。
共用施設は、6階・7階に集約されており6階にグランドロビー、コリドーラウンジ、アクアガーデンなどが、7階にライブラリーラウンジ、パーティーラウンジ、キッズフィールド、2つのゲストルームがあり、40階にスカイデッキ、スカイアクアラウンジが用意されています。
開発街区「文京ガーデン」は、オフィス棟や商業棟、住宅棟の複数の建物で構成されています。既存の建物が建つ再開発エリア外の場所と組み合わさった不整形な南北に伸びる街区で「パークコート文京小石川 ザ タワー」が建つのは白山通りにワイドに面した場所。西側には、地上20階建てのオフィスビルが建っています(マンションの高さで見るとおおよそ25階から26階相当)。
「文京ガーデン」の街区内には約260m続く散策路グリーンバレーが配置されます。小石川の記憶をテーマに文京ゆかりの植物など樹々や草花が配されベンチなども置かれ都市の憩いの場所となるでしょう。
2層吹抜けの華やかなグランドロビー 小石川を想起する空中庭園も
共用部は「AUTHENTIC HARMONY」をデザインコンセプトに本物を感じさせるつくり。パークコートのブランド名に相応しく華やかさと上質さを感じます。
筆者は、かつて「パークコート千代田富士見ザ タワー」や「パークコート青山ザ タワー」の竣工内覧会に参加しCGパース以上に豪華な共用部に驚かされましたが「パークコート文京小石川 ザ タワー」の共用部の完成予想CGはインテリアを含め高級感があり期待が膨らみます。
パブリックのフロアとプライベートのフロアを明確に分離しているのも577邸のスケールを考えると暮らしやすい印象を受けます。こうした生活シーンを踏まえたプランニングも「パークコート文京小石川 ザ タワー」が人気を集めている要因の一つでしょう。
人気は東向きと西向き上層階 ワイドスパン2LDK・3LDK中心のプラン
「パークコート文京小石川 ザ タワー」のプランは、1LDK~4LDK(43.14平米~127.34平米:全体概要)となっており2LDKから3LDK 中心。東西にワイドフロンテージの建物なので東向き・西向き中心でワイドスパン住戸が多いのも特徴です。リビング・ダイニングの天井高は、住居部分の最も高層である39階(プレミアムプラン)が約2.7mでそれ以外が約2.5mとなっています。
モデルルームでは、ワイドサッシの先に東京スカイツリー(東向き)など東京都心の景色が広がり開放感を実感できます。東向きの住戸は、広々した白山通りに面し8階以上に位置するため開放的で日当たりも良好で人気のようです。また、隣のビルを抜ける西向きの高層階もニーズが強いようです。
リビングダイニングには天井カセット式エアコンを標準装備(1LDK 除く)。キッチンは、御影石仕上げのカウンタートップ。廊下やLDKに磁器質タイルを敷くなど設備や仕様のグレードが高く、上質な暮らしをサポート。
24時間有人管理体制で、8時~20時はコンシェルジュサービスも用意。専門の防犯スタッフが常駐しています。各階にゴミステーションも用意されハード面だけでなくソフト面も充実しています。
総来場者の内、地元文京区の割合は約3割で他エリアからの来場も目立っています。駅直結の都営三田線「春日」駅から「大手町」駅へは最短6分でアクセス。立地評価に加え過去10年間で文京区最高層となるランドマーク性の高いタワーレジデンス。高い支持を受けるのも当然かもしれません。
また、持ち家の方が多く子供のいるファミリー層が半数以上と目立つのも「パークコート文京小石川 ザ タワー」の傾向です。交通利便性や生活利便性と住環境、そして居住性。住まいに求める多くのコトが実現できる点が多くの反響と成約率の高さに結びついているのでしょう。
第2期の販売開始は、6月上旬の予定ですが1期の販売状況を見ると人気を集める可能性が高そうです。山手線内側最大級再開発&文京区最高層の駅直結タワーレジデンス。都心で交通利便性と生活利便性に加え居住性を求めるならまずは検討したいマンションだと思います。
【6月4日追記】
第2期の販売スケジュールおよび販売戸数が確定したようです(ホームページをご確認ください)。
登録受付期間 2019年6月7日(金)~2019年6月9日(日)
販売戸数 137戸
販売価格 6480万円(1戸)~2億8500万円(1戸)
専有面積 43.23平米(5戸)~106.01平米(1戸)
【6月14日追記】
第2期全戸に申し込みが入ったようです。約70戸が未販売住戸となります。
【10月7日追記】
最終期の概要が発表されました。
登録受付期間 2019年10月11日(金)~2019年10月14日(月)
販売戸数 69戸
販売価格 6850万円(1戸)~1億6000万円(1戸)
最多価格帯 1億4100万円台(7戸)・1億4200万円台(7戸)
専有面積 43.23平米(3戸)~81.70平米(15戸)
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【10月30日追記】
写真をUPしました。
【11月13日追記】
再登録のスケジュールが発表されました。
2019年11月29日(金)~2019年11月30日(土)
販売戸数 3戸
販売価格 1億3900万円(1戸)・1億4170万円(1戸)・1億4220万円(1戸)
間取り 3LDK 専有面積 79.29平米(2戸)・81.70平米(1戸)
【2020年9月17日 建設中の写真追加】
【編集後記】
世界最大級とも言われる人口を誇る東京圏の中心は、何といっても東京・大手町でしょう。都営三田線や東京メトロ丸の内線で10分以内にアクセス可能な「パークコート文京小石川 ザ タワー」の立地は、早々出会えない立地です。
また、文京区は徳川家や諸藩の武家屋敷が多くあった地で、その跡地の多くが教育施設や公園になり住環境が整った地。「文京ガーデン」のような大規模な再開発は今後難しいのではないでしょうか。新宿区や豊島区だけでなく港区や中央区からも来場があるのは多くの人がその価値を感じているからでしょう。
成熟した社会の中で求められるのは、今まで以上の豊かさ。「パークコート文京小石川 ザ タワー」の堅調な売れ行きは、コレカラの住まいのカタチを示しているのかもしれません。
(2021年5月2日 竣工写真追記)
竣工した「パークコート文京小石川 ザ タワー」を見学しました。再開発街区「文京ガーデン」内に立地し、西側の公開空地は都心のオアシスのようなつくり。居心地の良い空間に仕上がっています。
「春日」駅の小石川方面出口を出ると、地下部分のエントランス前へすぐにアクセス。雨の日も濡れずにアプローチが可能です。
エントランスから6階部分のグランドロビーへ。2層の吹き抜け空間は、窓越しの緑景が素晴らしく完成予想パースよりも上質感を感じました。
東向き住戸の中層階と南向き住戸の高層階住戸を見学しましたが、南向き住戸からは小石川後楽園の緑と新宿副都心の高層ビル群が、東向き住戸からは文京区らしい低層の住宅街が拡がっていて想像以上に見晴らしがよかったです。賃貸住戸が募集されていますが、20万円強の価格帯のものは人気になっているようですね。
6階部分のグランドロビーからの住居エレベーターへ向かうと落ち着いたラウンジコーナーが連なりハイセンスなホテルのよう。まさに多世代の都心居住ニーズを満たす、プレミアムレジデンス。好調な売れ行きも納得のつくりでした。
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